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病院で行う糖尿病の検査内容

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/28

糖尿病の治療と検査

糖尿病かどうかは、血液検査で「血糖値」と「HbA1c」を調べて診断します。ドクター監修のもと、それぞれの値の意味と、検査方法、糖尿病の診断基準などをご紹介します。

糖尿病かどうかを診断するには「血糖値」と「HbA1c」の2つが重要な指標になり、これらは血液検査で調べられます。それぞれの検査で、どのようなことを調べるのかについて解説します。

血糖値の検査とは

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、1 dl(1デシリットル)の血液に、何mgのブドウ糖が含まれているかを数値で表します。血糖値は1日の中で常に変動しており、特に食事の影響を大きく受けます。これは、食事をすると摂取した糖質がブドウ糖に分解され、血液の中に吸収されるためです。

健康な人の場合は、食事をして血糖値が上がってもすぐにすい臓からインスリンが分泌されて下がっていきます。しかし、糖尿病の人はインスリンの分泌や働きが低下しているため、食後に異常な上昇が見られたり、空腹時も全体的に高い傾向にあります。

血糖値の検査方法には、測定が食前か食後かなどによっていくつかの種類があります。

空腹時血糖値検査

水分を除いて10時間以上絶食した状態で血糖値を測る検査方法です。一般的には、検査前日の21時以降から絶食し、翌日の朝に採血をして検査します。

ブドウ糖負荷後2時間値

75gのブドウ糖(またはそれに相当する糖質)を水に溶かした液体を飲み、30分後、1時間後、2時間後に採血をして血糖値を測る検査です。診断には2時間後の血糖値(ブドウ糖負荷後2時間値)が用いられます。

随時血糖値

食事や検査時間に関係なく、測定する医師の判断により採血して検査する方法です。

HbA1c値を調べる検査とは

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)とは、赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が結合した物質のことで、ヘモグロビン中にHbA1cが占める割合(%)を表したのがHbA1c値です。

HbA1cは高血糖状態が続くと高くなり、改善してもすぐには下がりません。そのため、HbA1c値を調べることで、過去1~2か月間の血糖コントロールの状態を知ることができます。たとえば、採血をした日の血糖値が正常でも、HbA1c値が高ければ過去1~2か月間は高血糖状態が続いていたことがわかります。

日本では従来、HbA1cを「JDS値」で表していましたが、2014年4月以降は国際基準の「NGSP値」で記載するようになりました。JDS値とNGSP値は計算方法が違い、JDS値に0.4%を加えた数値がNGSP値になります。

糖尿病の診断基準

日本糖尿病学会では、次のような診断基準を定めています。

糖尿病型

(1)空腹時血糖値が126mg/dl以上

(2)ブドウ糖負荷後2時間値が200mg/dl以上

(3)随時血糖値が200mg/dl以上

(4)HbA1c値(NGSP値)が6.5%以上(JDS値では6.1%以上)

(1)~(4)のいずれかが確認された場合は、糖尿病が強く疑われる「糖尿病型」と診断されます。

正常型

(1)空腹時血糖値が110mg/dl未満

(2)ブドウ糖負荷後2時間値が140mg/dl未満

(1)と(2)の両方が確認された場合は、特に問題がない「正常型」と診断されます。

境界型

「糖尿病型」でも「正常型」でもなかった場合は、いわゆる糖尿病予備群の「境界型」と診断されます。

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