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傾向がわかる?肥満遺伝子検査とは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/28

肥満の原因・症状

頑張ってもなかなか痩せられないという方は、ダイエット方法が自分の遺伝子に合っていないのかもしれません。ドクター監修の記事で、肥満遺伝子の検査方法や、遺伝子別の効果的なダイエットの方法について解説していきます。

最近の研究により、肥満の中には遺伝子が関係しているものもあることが判明しました。ここでは、遺伝子による肥満の傾向と、検査方法をわかりやすく紹介していきます。

肥満と遺伝子の関係

最新の研究によると肥満の原因の30~70%は遺伝子に関係することがわかってきました。遺伝子には、基礎代謝をアップさせる遺伝子やダウンさせる遺伝子などさまざまなものがあり、組み合わせによっては1日の消費カロリーが300キロ以上違ってくることもあるといわれています。太りやすい栄養素の種類も遺伝子によって異なる場合があるため、タイプ別に食事内容にも注意を払うことも重要なのかもしれません。

4つの遺伝子タイプについて

肥満に関係する遺伝子は数多く存在しているとされています。

どのような遺伝子があるのか、代表的な肥満のタイプを、それぞれの特徴と併せてご紹介していきます。

(1) りんご型

内蔵脂肪がつきやすいタイプ。ごはんやパンなどの炭水化物を好んで食べていたり、空腹が我慢できず常に何かを食べていたりする方に多いタイプといわれています。

(2) 洋なし型

下半身に脂肪がつきやすいタイプ。油分が多い食べ物を好んで食べたり、ストレスで過食に走ってしまったりする方に多く見られるといわれています。

(3) バナナ型

太りにくいものの、痩せづらいといわれるのがこのタイプです。魚のお刺身や野菜などあっさりしたものを好んで食べていたり、朝食を抜くことが気にならない方に多く見られるようです。

(4)アダム・イヴ型

肥満遺伝子としての特徴はなく、生活習慣によって太ってしまうタイプです。

肥満遺伝子の検査方法

自分の肥満遺伝子を知りたいと考えたとき、調べられる方法がふたつあります。ひとつは病院での検査、もうひとつは肥満遺伝子検査キットを購入しての検査です。肥満遺伝子検査とはどのようなものなのかを、病院での検査をもとにご紹介していきます。

肥満遺伝子検査の特徴

専用の綿棒で頬の内側の粘膜を採取します。そして生活習慣のチェックリストや同意書など必要書類を提出し、検査を依頼します。約1~2週間後に検査結果が判明します。

※病院により、手続きや検査結果の期間が異なります。

検査でわかること

自分の肥満遺伝子を知ることでさまざまなメリットがあります。

その代わり、デメリットもあることを理解して検査を受けることが大切です。

遺伝子検査は、参考や目安にはなりますが、必ずしもその結果通りになるものではないからです。

例えば、「糖尿病になり易いタイプ」と判定されたとしても、絶対、糖尿になるわけではありません。もちろん、他の人に比べたら糖尿病になる確率は高いので、日常生活での注意は必須です。

自分に見合った健康で元気な人生のアドバイスをもらえることは、この遺伝子検査の大きなメリットですが、なるかどうか分からない体質、症状や病名を背負うことにもなるので、その心得を十分にもって検査をされると良いでしょう。

・自分に合った最適なダイエット方法

自身の最適のBMI値がわかり、効率のよいダイエット方法が判明します。

・食生活の改善ポイント

肥満遺伝子に合わせた、摂取カロリー・一日の食事バランスを、栄養素ごとに知ることができます。

・ライフスタイル

体型の特徴や最適な運動方法を知ることができ、効率のよいダイエットにつながります。

タイプ別に見る食事の注意点

遺伝子のタイプ別に、食事のポイント、注意点を見ていきましょう。

(1)りんご型

糖質を摂取すると脂肪になりやすいため、白米や小麦粉の過剰な摂取は抑えましょう。野菜やタンパク質が豊富な副菜を用意することや玄米やそば、ライ麦や全粒粉を取り入れた食事がおすすめです。お酒を飲む場合は、食物繊維の豊富な食材や高タンパク・低脂質なものと一緒に飲むこと、また、糖質オフの発泡酒、蒸留酒や焼酎を選ぶようにすると良いでしょう。

(2)洋なし型

脂質などを過剰に摂ると皮下脂肪になりやすいため、油の摂り方には気をつけてください。動物性の油が多くならないように、オリーブオイルやえごま油、魚由来の油を上手く食事に取り入れるなど、油のバランスを考えた食生活が重要です。肉類を食べる際も、ヒレ肉や、鶏肉のささみなどはおすすめです。ウインナー・ベーコンなどの加工された肉はなるべく避けるか、摂取過多にならないように気を付けるとよいでしょう。

(3)バナナ型

タンパク質の合成が苦手で筋肉がつきにくいといわれているため、肉や魚、大豆製品を意識的に摂取しましょう。その際に、よく噛むことはもちろんですが、タンパク質の消化・吸収を促すために、酵素を豊富に含む食材やビタミン類、ミネラル類もしっかり摂ることがポイントです。

(4)アダム・イヴ型

生活習慣による肥満を防ぐため、栄養バランスに偏りがないか食生活を見直すようにしましょう。それ以外にも、毎日の適度な運動やストレス解消なども大切です。

ダイエットなどをする場合も、太り方に応じて食生活、食材選び、運動習慣などの方法や組み合わせ方を考えて取り組まれると、効率よい成果が出てくることに期待がもてます。

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