近所の薬局やドラッグストアで手軽に購入できる市販薬。毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)にアプローチする薬もあります。市販薬の種類と使い方、効果の有無について解説します。
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)のケアに使用できる市販薬
毛孔性苔癬(毛孔性角化症)の治療薬として皮膚科で処方されるのは、主に角質を柔らかくする尿素を配合したクリームです。市販薬にはいくつか種類がありますが、基本的にはどの薬にも尿素が配合されています。他に、血行をよくして患部を修復するトコフェロール酢酸エステル、炎症を抑えて赤みをとるグリチルリチン酸二カリウムやグリチルリチン酸モノアンモニウムなどが配合されているものもあります。
尿素は、市販薬では最大20%配合できると決められています。最大量である20%の尿素を配合して高い効果を目指す薬もあれば、皮膚が薄くて角質層の重なりが少ない二の腕を考慮して、配合量を10%に抑えているものもあります。
市販薬の効果的な使い方
古い角質層がはがれて新しい角質層に入れ替わる期間は、約2週間です。そこで、どの市販薬も、肌のターンオーバーの周期に合わせて、まずは2週間継続して使うことをすすめています。使い始めてすぐに効果が現れるわけではないことを認識しておきましょう。継続して使っているうちに肌が柔らかくなったなと感じたら、薬が効き始めている証拠です。さらに使い続けることで、ぶつぶつのないすべすべ肌に近づくことが期待できるでしょう。ただし、人によっては肌に合わない場合もあります。皮膚に異常を感じたときは使用を中止し、ドクターに相談してください。取扱説明書をよく読んで、使用回数や1回の目安量などを確認して正しく使うことも重要です。
市販薬を使いながら、毎日の生活習慣も見直してみましょう。体を洗うときにナイロンタオルでゴシゴシこすると、皮膚が刺激されて角質が毛穴につまることがあります。また、カミソリや除毛クリームなどの使用も肌に刺激を与えるため、ぶつぶつがある部位は避けましょう。
二の腕にできたぶつぶつのケアは、どうしても肌の露出が多くなる夏に行いがちになりますが、角質は冬に溜まりやすくなるため、季節を問わず行うことをおすすめします。
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