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機械性蕁麻疹の症状と原因、治療について

更新日:2018/06/22 公開日:2015/09/28

蕁麻疹の症状と対処法

ひと口に蕁麻疹といっても、さまざまな種類があります。そのうちのひとつが「機械性蕁麻疹」と呼ばれるタイプです。機械性蕁麻疹の症状、原因、治療法にはどういったものがあるのか、ドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

「機械性蕁麻疹」という種類の蕁麻疹をご存じですか? あなたが悩んでいる蕁麻疹は、もしかするとこの機械性蕁麻疹かもしれません。それはどんな蕁麻疹なのか、以下で詳しくみてみましょう。

蕁麻疹の原因にはさまざまなものがあります。詳しくは『蕁麻疹の原因と分類について』『蕁麻疹の種類』をご覧ください。

機械性蕁麻疹とは

皮膚に圧を加えたり、掻いたりといった「機械的な刺激」を与えたときに起こる蕁麻疹を、機械的蕁麻疹(または、人工蕁麻疹)と呼びます。

原因は?

皮膚を圧迫したり、引っ掻いたりすることが刺激となって蕁麻疹が発生します。

そのメカニズムは明らかになっていませんが、一般的な蕁麻疹のメカニズムは次のようになります。

何らかの刺激に反応し、皮膚真皮の血管周辺にある肥満細胞(マスト細胞)が刺激を受けることで免疫機能が働き、化学物質「ヒスタミン」が放出されます。その結果、かゆみが生じたり、血管拡張によって血液中の液体成分(血漿)が外に溢れ出し、それが皮膚を盛り上げて赤みのある膨疹になります。

どんな所にできる?

・腕時計やアクセサリーなどの金属製のものがこすれた部分

・ベルトや下着のゴムで圧迫されていたおなか周り

・バッグを引っかけていた手首や肘の内側 など

症状は?

外部からの機械的(人工的)な刺激を受けた部分に赤いミミズ腫れ状の蕁麻疹が。かゆみやチクチクとした痛みは比較的少ないのが特徴で、早ければ数分で、長くても2時間以内にはすっきりと消失することがほとんどです。

ただし、掻いてしまうとそれが機械的刺激となってかゆみが強くなったり、蕁麻疹が広がったりすることがあります。また、蕁麻疹が消えた後も皮膚に引っ掻き傷が残ることも。

もしもかゆみがある場合は、冷やすことで緩和することもあるため、冷えた水で絞ったタオルなどを当てて様子をみるなど、できるだけ掻かないようにすることも大切です。

機械性蕁麻疹はどう判別する?

医療機関を受診した際、機械性蕁麻疹が疑われる場合は、「皮膚描記法」と呼ばれる検査によって診断します。

皮膚描記法とは、先が丸く固くなったペンのような道具を使い、皮膚を強く擦ったり圧迫したりした時の皮膚の反応をみるものです。

機械性蕁麻疹の場合は、刺激を与えた部分が赤くなり、それがどんどん増してきて皮膚がミミズ腫れ状に盛り上がってきて蕁麻疹が現れます。

そのほか、日常生活のなかで蕁麻疹が現れた時の状況を具体的に伝えたり、蕁麻疹の写真を撮って医師に見せたりすることで、診断できることもあります。

機械性蕁麻疹の対処法は

通常、機械性蕁麻疹は数分から数時間以内には跡形もなく消失しますが、何度も起こりかゆみが強い場合などは医療機関にて抗ヒスタミン薬を処方してもらうのもよいでしょう。

機械性蕁麻疹が発生する原因がわかれば、腕時計を避ける、バッグは手で握って持つ、ベルトや下着のゴムなどはできるだけ締め付けずにゆったりしたものを…というように、原因をできるだけ遠ざけるように工夫しましょう。

また、蕁麻疹は体を温めることや、アルコールや刺激物によって悪化する傾向があるため、蕁麻疹が出ているときにはこれらを避けることも大切です。

体が温まると起こる蕁麻疹については『皮膚が急に温まると起きる温熱蕁麻疹とは』をご覧ください。

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