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吐き気をともなう頭痛は病気の兆候かも?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/30

頭痛の種類と症状

頭痛に加えて吐き気を感じたら?危険な病気がすぐそこまで迫っているのかもしれません。吐き気をともなう頭痛が症状として現れる病気にどのようなものがあるか、ドクターの監修の記事で詳しくお伝えします。

頭痛 吐き気

「いつものことだから」とつい放置してしまいがちな頭痛。でも頭痛の陰に命を脅かす危険な病気が潜んでいる場合があるのです。ここでは、放っておくと危険な頭痛についてみていきます。

吐き気をともなう頭痛は、命の危険がある場合も

頭痛は起こり方によって「急性」「亜急性」「慢性」の3種類に分けられます。「慢性」の頭痛は、筋肉の緊張や血管の拡張が原因の場合が多く危険度は低いといえますが、「急性」「亜急性」の頭痛は、脳の病気が原因で起こっていることがあります。こうした頭痛は命の危険がある場合があるので素早い対処が必要です。

急激な頭痛と吐き気から疑われる病気

吐き気をともなう激しい頭痛の場合、疑われるのは以下の病気です

くも膜下出血

脳は3枚の膜で覆われていますが、そのうちの真ん中の膜である「くも膜」の下で出血が起こる病気です。突然、バットで殴られたような激しい頭痛が起こるのが特徴です。頭痛の発症部位は頭全体、前頭部、後頭部などで、吐き気、嘔吐をともないます。うなじのあたりのこりを感じる人も多いようです。出血が多い場合、意識不明となり、死に至る場合もあります。このような症状が現れたら一刻も早く、脳神経外科の専門医のいる病院を受診するか、場合によっては救急車を呼ぶようにしましょう。

脳出血

脳内にある血管が破れて出血する病気です。高血圧の人がなりやすいといわれています。頭痛、嘔吐、意識障害、片麻痺(かたまひ)などの症状が出るのが一般的ですが、出血部位や血腫の大きさによって症状は個人差があります。すみやかに医師の診断を受けることが大切です。

高血圧脳症

脳血管の血流が異常に増加して血圧が上昇することにより、頭痛、吐き気、嘔吐、けいれん、意識障害、視力障害などの症状が起こります。血管外に血漿(けっしょう)成分がしみ出して、脳がむくんでいる状態なので、すみやかに血圧を下げる必要があります。

閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)

眼の病気です。角膜と水晶体の間にある房水(ぼうすい)の出口(隅角)がふさがれ、房水が排出できなくなり、急激に眼圧が上昇。激しい眼の痛みや眼のかすみ、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が起こります。点眼薬とレーザー治療が一般的です。

長引く頭痛と吐き気から疑われる病気

頭痛が長く継続的に起こり、吐き気をともなう場合、下記の病気が疑われます。

脳腫瘍(のうしゅよう)

頭蓋骨内の組織に腫瘍ができる病気です。良性と悪性の場合があります。一般的に起床時に強い頭痛があり、日を追うごとに強くなっていくのが特徴です。腫瘍によって脳が圧迫されていくため、吐き気、嘔吐、眼がぼやけるなどの症状が出ます。進行すると意識が低下する場合もあります。治療の基本は手術による切除ですが、悪性の場合は種類によって薬物療法や放射線治療が選択されることもあります。

脳膿瘍(のうのうよう)

細菌などが原因で、脳内に膿がたまった状態を指します。頭痛のほか、発熱、嘔吐、意識障害、けいれん、運動麻痺・感覚障害などの症状が出ます。抗生剤投与や排膿などの外科的治療が一般的です。

たかが頭痛と放置しておくと危険な頭痛もあるということを、覚えておきましょう。

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