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片頭痛のときにお風呂に入らない方がよい理由

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/30

片頭痛の症状・原因・解消方法

頭痛のときにはお風呂が効果的と聞くこともありますが、実際はどうなのでしょうか。お風呂に入るのを避けた方がいい頭痛の種類などあるのでしょうか。またその理由を、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

リラックスに効果的なお風呂。頭痛の緩和にも効果がありそうですが、実際はどうなのでしょうか。ここでは、頭痛の種類によって、入浴の際の注意事項を説明します。

お風呂に入ると片頭痛は悪化する

頭痛には「お風呂に入ると改善される頭痛」と「お風呂に入ると痛みがひどくなる頭痛」の2種類があります。

お風呂が効果的とされるのは、首や肩の凝りが原因となる「緊張型頭痛」の場合です。この頭痛は、血流不足によって起こっているため、お風呂で温めることで血流が改善、凝りもほぐされ、症状が緩和されるのです。

一方、片頭痛は緊張型頭痛とはまったく逆で、血管の急激な拡張が原因で起こります。お風呂はさらに血管を拡張させてしまうので、症状が悪化してしまいます。サウナや熱いお風呂などはもってのほかです。どうしても入浴したいときや片頭痛の予兆を感じたときなどは、シャワーですませるようにしましょう。

しかし、片頭痛発作が起こってないときは、むしろお風呂は効果的です。片頭痛発作の誘因である睡眠不足やストレスが、入浴によるリラックス効果で解消されやすいからです。また、肩こりも片頭痛の誘因となることがありますが、お風呂で温まると筋肉がほぐれるので予防につながります。片頭痛が起きていないときは、積極的にお風呂に入るようにしましょう。

突然の激しい頭痛のときもお風呂はNG

片頭痛のほかにも、入浴してはいけない頭痛があります。それは、今まで感じたことがないほど強い頭痛が突然起こった場合です。

このような頭痛の場合は、「くも膜下出血」である可能性があります。

「くも膜下出血」とは、脳内の脳動脈瘤、もしくは脳動静脈奇形が破れて出血する病気です。脳を覆う膜の内部で出血が起こるため、非常に危険で一刻を争う処置が必要な病気です。突然、ハンマーで殴られたような激しい頭痛が起こるのが特徴です。意識不明となりそのまま死に至る場合もあります。脳の出血の病気ですから、お風呂で血行が促進されるとさらに悪化するため、入浴は絶対にしてはいけません。このような症状があらわれたときは、一刻も早く救急車を呼び、脳神経外科や神経内科、救急外来を受診するようにしましょう。

お風呂に入ることは頭痛によい、といわれることもありますが、それは緊張型頭痛であって、激しい頭痛の場合は入浴を避けた方が無難でしょう。自分の頭痛タイプをよく見極めないと危険な場合もありますので気をつけましょう。

※片頭痛は「偏頭痛」と表記することもありますが特に区別はなく同じ病気を指すので、ここでは表記を「片頭痛」に統一して解説しています。

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