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そもそも、歯の黄ばみの原因とは?

更新日:2017/08/02 公開日:2015/09/30

よくあるホワイトニング疑問

歯の黄ばみにコンプレックスを抱え、口を大きく開けて笑うことができないという人は意外に多いものです。そもそも、なぜ歯が黄ばむでしょうか。その原因について、ドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

もともと歯が黄色くてコンプレックスを感じているという人もいれば、歯磨きをきちんとしていても徐々に歯が黄ばんできてしまったという人もいます。ここでは、歯が黄ばむ原因について見てみましょう。

歯の色とは?

歯は、表面を覆うエナメル層、その内側にある象牙質、中心部にある歯髄(神経)の3層構造でできています。エナメル層には、唾液中の糖タンパクなどによってできる薄い被膜を形成する「ペリクル層」や歯垢による「プラーク層」などの有機物が付着しますが、さらにその表面に飲食物などによる着色物質が付着していくと考えられています。

しかし、歯の色を決定するのは、表面のエナメル層だけありません。その下の層である象牙質の色によるものが大きいのです。象牙質の色は真っ白ではなく、乳白色をしていますが、より白っぽい人もいれば、黄色みを帯びている人もいます。エナメル層は半透明なので、この象牙質の色が透けて見え、それが歯の色となります。

日本人を含む東洋系の黄色人種は、欧米系の白色人種に比べて象牙質が黄色みを帯びていたり、エナメル層が薄く象牙質の色が透けて見えやすいといった傾向があるといいます。そのため、白色人種にくらべると、ホワイトニングで歯が白くなりにくいという特徴があります。

歯が変色する原因は?

歯の色がもともと黄色みを帯びている人もいますが、もともと白かった歯が徐々に変色していく原因としては、以下のことがあげられます。

外因性の原因

飲食物や喫煙
エナメル質の表面に飲食物の色素やタバコのヤニ(タール)が徐々に付着し、やがて目に見える形で着色となって現れます。飲食物では、色の濃いものは着色しやすいといいますが、特に、以下のものは着色しやすいといわれます。
  • ポリフェノール・タンニン・カテキンが多く含まれる食品(赤ワイン、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、大豆、ぶどう、ココア、チョコレート、ブルーベリーなど)
  • 色の濃い食品(トマト、ブドウ、カレー、しょうゆ、ケチャップ、ソース、ほうれん草、カレーやターメリックなどの香辛料)
  • そのほか、焼きそば、わさび、焼肉・焼き鳥、ジュース類なども要注意
  • 詰め物やかぶせ物

虫歯治療で使われる金属製の詰め物やかぶせ物は、年月を経て劣化・腐食が進むと金属がイオンとなって溶け出し、歯や歯茎の黒ずみ、紫っぽい変色を招くことがあります。

虫歯
虫歯になると段階的に歯の色が変色します。初期には歯よりも白い色になり、これが進んでエナメル質が虫歯になると黄色みを帯びてきます。さらに、虫歯が象牙質まで進むと茶色っぽくなり、歯髄(神経)に達すると黒っぽくなります。

内因性の原因

加齢
加齢とともに象牙質の色が濃くなってきたり、エナメル質が摩耗して薄くなることで象牙質の黄色みが透けて見えやすくなることが原因です。
テトラサイクリン
テトラサイクリン系抗生物質を、永久歯の象牙質が形成されてくる時期(乳児~12歳頃)に服用すると、象牙質の着色を起こすことがあります。紫外線に反応して濃くなるため、特に光が当たりやすい前歯の色が年齢を経るごとに濃くなる傾向があります。1962年に歯に対する副作用が報告されてから使用が控えられていますが、一部の呼吸器疾患や皮膚疾患では現在も使われています。
エナメル質形成不全症
歯の表面を構成しているエナメル質が、なんらかの原因によって先天的に障害を受け、歯にくぼみできたり黄色い部分ができたりする状態のことです。1つの歯のみにあらわれる場合もあれば、すべての歯にあらわれる場合もあります。約10人に1人の子供にこの症状がみられるというデータもあります。
高濃度のフッ素
永久歯のエナメル質が形成される8歳までの間に高濃度のフッ素を摂取すると、歯に白斑ができたり、黒褐色に着色する場合があります。主に、水道水のフッ化物濃度が高い地域の場合ですが、虫歯予防のためのフッ化物配合研磨剤を1~2歳の乳幼児に使う際は、濃度が低い泡状や液状スプレーを使うようにするとよいでしょう。乳幼児は吐き出すことが難しいためです。
歯の神経が死んだとき
外傷などで歯の神経が死んだときはたいてい出血をともない、赤血球が歯髄内に漏れ出てヘモグロビンが分解され、これが歯髄内で着色物質へと変化し黒ずみの原因になります。

以上のように、歯の黄ばみにはお手入れにより、ある程度防げる場合と、生まれながらのものや加齢によるものなどがあることを理解しておきましょう。

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