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ナルコレプシーは記憶障害も引き起こす?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/10/28

ナルコレプシーの基礎知識

ナルコレプシー患者には、「自動症」という記憶障害をともなう現象が起こることがあります。ナルコレプシーの4大症状には含まれませんが、理解しておく必要のある症状です。ドクター監修のもと、どのような現象が生じるのかについてお伝えします。

ナルコレプシーの代表的な症状といえば、「日中の眠気(睡眠発作)」「情動脱力発作」「睡眠麻痺(金縛り)」「入眠時幻覚」ですが、このほかにも、発作によって眠ったことを記憶しておらず、寝ている間に自分がとった行動を思い出せない「自動症」という現象も生じます。詳しく見ていきましょう。

ナルコレプシーの自動症とは

ナルコレプシーにおける自動症とは、意識が眠りに入っても体はその直前に行っていたことや普段行っていることなどを無意識に実行してしまうことを言います。日中に起こる睡眠発作と同時に起こると、発作前にしていた単純な行動を意識することなく継続します。そして、その間にやっていたことは覚えていません。

ナルコレプシーの「自動症」の具体例

ナルコレプシー患者に自動症が起こると、本人は知らないうちに歩いたり食事をしていたりということがあります。具体的には、たとえば次のような行動を無意識にしてしまいます。

・帰宅するつもりが、家とは違う方向に歩き続けてしまう

・いつも乗る電車とは違う電車に乗ってしまう

・知らない駅でいつの間にか降りている

・無意識に大量のお菓子を食べている(食べ終わっているお菓子の袋が大量にある)

・必要のないものを買っている

・授業中や会議中に意味不明なことをノートに書いている

自動症が起こっているときの眠りは浅い状態にあるので、呼びかけたり体に刺激を与えると簡単に目を覚まします。そのため、周りから見ると眠っているとはとても考えられません。ところが、本人は一定の時間だけ記憶がすっぽりと抜け落ちてしまっています。

また、自動症によって行動できるのは単純なことに限るため、複雑な作業を行っているときに発症すると、ミスをして問題になることもあります。仕事上での失敗が増えることから、上司や同僚に仕事ができない人という間違った印象を持たれることも少なくありません。

それにより、うつ状態や引きこもりになってしまうケースもあります。

身に覚えのある方は専門医を受診し、きちんとした検査を受けましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 脳神経外科

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