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膝痛の治療法(2):装具療法

更新日:2018/05/02 公開日:2015/10/30

加齢・習慣による膝の痛みの対処法

膝痛の治療法のひとつに「装具療法」というものがあります。装具とは、足底装具やポーターなどのことです。ここでは装具療法の効果や注意点を、ドクター監修のもと解説します。主な装具も紹介するので特徴を理解しておきましょう。

膝痛の治療法には「運動療法」や「温熱療法」などがありますが、そのひとつに「装具療法」があります。ここでは装具療法にどういった効果が期待できるのか、膝痛の装具療法に使われる代表的な装具などをご紹介します。

膝痛治療における装具療法とは?

膝痛治療に用いられる装具療法とはどのような治療法なのでしょうか。その概要を確認しておきます。

症状を和らげる器具を使う治療法

装具療法とは症状を和らげたり、日常生活を支援したりするための器具を使った治療法のことを言います。膝痛においては、足底装具や膝のサポーターなどがこの装具に当てはまります。これらの装具を使うことで、膝関節にかかる負担を軽くして痛みを緩和させたり、関節を安定化させたりする効果が期待できます。

O脚の人は膝痛が起こりやすい

日本人にはO脚の人が多いとされていますが、O脚だと、膝関節の内側に体重がかかりやすいため、その部分の関節軟骨がすり減って、痛みの原因になります。そういった場合も、足の小指側を底上げするような装具を使えば、体重のかかる場所が変わり、膝痛を予防・緩和することができるのです。

膝痛治療に用いられる主な装具

膝痛治療に用いられる主な装具にはサポーターや足底板、機能的膝装具、杖などがあります。いずれも装具療法に使われる器具ですが、それぞれ特徴が異なるので確認しておきましょう。

サポーター

サポーターは、主に膝の保温のために使われるものです。サポーターを装着することで、膝関節を意識するようになり、歩き方が安定するという説もあります。また、膝をしっかり安定させたい場合は、金属やプラスチックの支柱が入った「支柱入りサポーター」を利用することもできます。ただし、一般的なサポーターでは膝の負担を軽減したり、安定化したりする作用はあまり期待できないとされています。

テーピング

テーピングは、専用のテープを使って患部の炎症を和らげ、負担を少ないものにする治療方法です。また、「内側側副靭帯損傷」による膝痛の予防にも効果が期待できます。ただし、あくまで膝の痛みを和らげるだけなので、適切な治療を受ける必要があります。

足底板

O脚を矯正して膝への負担を軽くするために用いられます。靴の中に中敷きとして入れるタイプや、足底板にベルト状のサポーターがついた、足首に固定できるタイプなどもあります。足底板は「変形性膝関節症」で、変形がそれほど強くない初期から中期の人に有効です。

機能的膝装具

プラスチックや金属の枠組みでつくられており、太ももから膝の下あたりまでを固定できる装具で、膝関節を安定化することで痛みをやわらげる効果があります。機能的膝装具は大掛かりなものであるほど関節を安定化する効果が高くなります。一方で、そういったものは取り外しが面倒だったり、高価になるというデメリットもあります。

杖は正しく使えば、体重を両脚と杖の3点に分散できるので、歩行時の膝の負担を減らし、痛みを緩和させることができます。また、安定性が増すことで歩きやすくなったり、活動範囲が広がって膝の健康を維持するのにも役立ちます。杖には、一般的な1本杖だけでなく、先が3〜4つに分かれている多点杖もあり、多点杖のほうがより安定性が高くなります。

装具の購入場所と使用の注意点

こうした装具には既製品もあり、健康用品店や靴売り場などで購入することができます。しかし、基本的には専門医の指導のもとで使うことが望ましいです。

装具療法を行うときは医師の指示を守って毎日続けることが大切です。装具をつけたからといって、すぐに効果が現れるわけではありませんが、毎日継続することで、2〜3か月ほどすれば膝の安定感が出るとされています。

装具療法は負担を緩和させる治療法です

膝痛の装具療法はサポーターや足底板を使って、患部への負担を減らすための治療法です。それぞれメリット・デメリットなどの特徴があるので、違いを理解して使うようにするといいでしょう。なお、装具は診断書などがなくても購入できます。しかし、なるべく専門医の指導にしたがって治療を受けるようにしましょう。

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