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体臭もきつくなる?肥満の人が汗かきの理由

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/29

肥満の原因・症状

太った人はなぜ汗をかきやすいのでしょうか?そこには、皮下脂肪や内臓脂肪などの「脂肪」と身体から生み出される「熱」が大きく関わっています。ドクター監修のもと、肥満と汗の関係、そして体臭予防のポイントをご紹介します。

体臭もきつくなる?肥満の人が汗かきの理由

肥満の人はよく汗をかくイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか。

実際、肥満の人は汗をかきやすい傾向にあります。そこには、いったいどのようなメカニズムがあるのでしょうか。

肥満の人が汗をかきやすい理由

人間が日々身体を動かしていると、体内に多くの熱が発生します。通常、この熱は体外に放出され、それによって身体の環境は一定の状態に保たれています。ところが、肥満体型の人の身体は厚い皮下脂肪に覆われているため、その脂肪が体外への熱の放出を妨げ、体温が上がりやすい状態です。

その結果、身体は体温を下げようと必死になり、汗を大量に出そうとします。加えて、肥満の人は運動不足の場合が多く、これも発汗に拍車をかける原因に。汗をよくかくからといって決して代謝がよいという訳ではないのです。

また、一見やせて見える人でも「内臓脂肪」が多い人は要注意。生活習慣病と密接な関わりがある内臓脂肪は、血液中の脂肪酸の濃度を高める傾向にあります。そうなると毛細血管の動脈硬化を起こしやすくなり、皮膚の血流も滞ります。その結果、「皮下脂肪」のときと同様、体内の熱の放出が阻害され、身体は汗をより多く出して、体温をコントロールしようとするのです。

肥満の人は臭い?

肥満の人は、汗をかきやすいうえ、体臭もきつくなりやすいので注意が必要です。

これは、大量の汗で服や下着が湿り、雑菌が繁殖しやすいことが原因のひとつ。

さらに、肥満の人は基本的に食べる量が多く栄養素を摂りすぎる傾向にあるため、皮脂が過剰に分泌されやすいと言えます。皮脂の分泌量が多いと、毛穴に詰まり、雑菌や細菌の温床になって体臭も引き起こされやすくなるのです。

体臭予防のポイント

体臭を予防するには、体脂肪を減らすことが重要ですが、それには適度な有酸素運動や栄養バランスのとれた食生活が大切です。

ポイント(1)有酸素運動

肺に酸素を十分取り込める有酸素運動が体臭予防に有効。ウォーキングやジョギング、水泳といった運動がおすすめです。体臭予防には、血液中の脂肪酸を減らすことが重要ですが、脂肪酸が燃焼し始めるのは、運動を始めてから20分ほど過ぎてから。そのため、運動は30分以上続けるようにしましょう。

ポイント(2)食生活

肥満の人の多くが好む肉や揚げ物といった脂肪の多い食事は、体臭の原因にもなるとされている「身体の酸化」を促し、体質的にも臭いを発しやすくしてしまいます。

身体をつくるもとになるタンパク質はしっかり摂る必要がありますが、肉は脂の少ないものを選ぶようにしましょう。

ポイント(3)身体の洗い方

入浴するときに、体臭が発生する箇所をしっかり洗うことも予防のポイントになります。わきの下や首回り、デリケートゾーン、手足の関節の裏、足の指など。これらの部分を丁寧に洗うと同時にしっかりと湯船につかって老廃物を排出するようにしましょう。

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