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関節痛だけではない!関節リウマチの症状とは

更新日:2018/05/22 公開日:2015/11/24

関節リウマチの基礎知識

関節リウマチは、関節に現われる症状以外にも、全身にわたってさまざまな症状が現れます。ここでは、ドクター監修のもと、関節リウマチの代表的な症状について「関節に起こる症状」と「関節以外に起こる症状」に分けて詳しく解説します。

関節リウマチの症状は「関節だけに現われる」と思っている方も少なくないかもしれません。その名前の通り、代表的な症状は関節に多く見られますが、実は関節以外にも症状が見られる場合があります。

関節に起こる症状

関節リウマチの症状が現れやすいのは、手首や手指の付け根、第二関節、足の指の付け根、足首、肩、ひじ、ひざ、頸椎などです。これらの関節に炎症が起き、腫れと痛みが生じます。「じっとしていても痛い」「押すと痛い」など症状のレベルと、症状が出ている部位の数などによって病状を診断します。関節に起こる症状として、次のものがあげられます。

起床後のこわばり

起きたときに関節周囲や体にこわばりが出るのも関節リウマチの特徴です。症状が進行すると、動かしづらい時間が長くなります。

関節炎

関節が熱を帯びて、動かすと強い痛みを感じるのが関節炎です。指の付け根や手首といった小さい関節のほか、ひじ、ひざ、足首、股関節などにも症状が出ることがあります。症状が左右対称で、当初は痛くなる場所が移動することも多く、進行するとしだいに痛みの場所が定着してきます。さらに進むと、見た目でもはっきりわかるほど関節が腫れてきます。

腱鞘炎(けんしょうえん)

指の使い過ぎなどが原因となって腱や腱鞘(けんしょう)に炎症が起きてしまい、指の動きが悪くなってしまいます。

関節水腫

ひざの関節に現われやすく、炎症によって水が溜まってしまう症状です。ひざのお皿の周りの腫れや、ひざの裏側の膨らみが特徴です。

滑液包炎(かつえきほうえん)

ひじやひざなどに現れやすい炎症です。関節の摩擦を緩和する滑液(かつえき)が溜まってしまうことで腫れや痛みを生じます。

関節変形

初期に適切な治療をおこなわないで関節の腫脹(持続的にはれた状態)が続くと、靭帯や骨などの組織が壊れ関節が変形します。最初に手足の指・手首におこりやすいといわれており、ひじやひざなどがきれいに伸びないなども変形が始まっている兆候です。一度変形してしまうと、手術以外で元に戻すことは難しくなります。

関節以外に起こる症状

では、関節以外に現われる症状にはどのようなものがあるのでしょうか。

皮下結節(リウマトイド結節)

ひじやひざ、アキレス腱、後頭部などにできるコブのようなしこりで、痛みなどの症状がないことが特徴です。

血管の炎症(リウマトイド血管炎)

まれに、血管に強い炎症をともなうタイプのリウマチもあります。血管の炎症によって、内臓への酸素や栄養分の供給がスムーズにおこなわれなくなり各種の臓器障害をおこします。発熱や腎炎、肺炎、心筋炎、胸膜炎、皮膚潰瘍などをおこすことがあります。

だるさ・疲労感

全身がだるく、ときには発熱や食欲不振、体重の低下などが起こる場合もあります。

貧血

関節リウマチは長期間の炎症です。そのため、鉄分が不足し貧血を合併しやすくなると考えられています。

肺の炎症

肺にも炎症が起こることがあり、呼吸困難や息切れなどの症状が現れます。「リウマチ肺」や「間質性肺炎」などを併発すると空咳などが目立ってきます。

目の炎症

白目に炎症が起こると、充血しやすくなります。比較的浅い位置に起こる炎症を「上強膜炎」、深いところで起こるものを「強膜炎」と呼びます。

関節リウマチの初期症状とは

関節リウマチは、早期発見・早期治療が悪化を防ぐポイントとなります。早期で発見するには、初期症状の発現を見落とさないようにしなくてはいけません。関節リウマチの初期症状として、比較的発見しやすいものが「手の指のこわばり」です。朝起床してから30分以内にこわばりを感じ、この状態が1時間以上続きますが、日中以降や夜にはしだいに落ち着いていきます。指の第2関節に起きやすく、多くは左右対称に発症しますが、まれに片側のみに発症する場合もあるようです。

その他にも、日常生活の動作の中で異変に気づくこともあります。『見逃さないで!関節リウマチの初期症状とその経過』の記事の初期症状チェックの項目を確認してみて、心あたりがある場合には、早めに病院を受診しましょう。

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