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関節リウマチの治療薬の副作用とは

更新日:2018/06/21 公開日:2015/12/16

関節リウマチの治療

薬物療法を行っていくうえで心配になるのが、副作用ではないでしょうか。いざ副作用が出たときに慌てないためにも、事前に把握しておきたいものです。ここでは、ドクター監修のもと、関節リウマチの治療薬における副作用について解説します。

関節リウマチにおける薬物療法は、この20年でどんどん進化しています。より積極的な治療ができるのは嬉しいことですが、その一方で、副作用についての不安もあります。

関節リウマチの治療薬における副作用

ステロイド

かつては、リウマチ治療というのはこのステロイドしかない時代がありました。しかし現在、ステロイドにはリウマチによる関節変形を抑制する作用がないことがわかっています。またステロイド以外にさまざまなリウマチ薬が登場しており、現在では治療のファーストチョイスとしては使用しません。

ステロイド剤を長期にわたって服用すると、体内でステロイドを作る副腎機能が低下してしまいます。また、骨粗しょう症、高血圧症、高脂血症、白内障、緑内障、糖尿病などの副作用があるといわれています。その他に、顔が満月のように膨れるムーンフェイスといった症状も現れることがあります。しかし、急に服用を中止すると体内のステロイド量が低下し、身体が危険な状態に陥る可能性があります。ドクターの指示のもと、適切な減薬を行う必要があります。

抗リウマチ薬

メトトレキサート(商品名:リウマトレックス、メトレートなど)に代表されるのがこの抗リウマチ薬です。DMARDsとも呼ばれています。大きく分けて「免疫調節薬」と「免疫抑制薬」に分類されます。

免疫調節薬の中でも一般的に使用されるのがサラゾスルファピリジン(商品名アザルフィジン)とブシラミン(商品名リマチル)です。アザルフィジンではアレルギー反応による皮疹や発熱、肝機能障害、胃腸障害など、またリマチルでは間質性腎炎、皮疹、蛋白尿、まれに味覚障害や肝機能障害などが起こることがあります。

免疫抑制薬の代表がメトトレキサートです。易感染や肝機能障害、胃腸障害、口内炎、末梢神経障害などの副作用があるといわれています。特に、肝臓や腎臓の機能が落ちている方は注意が必要です。また、間質性肺炎や悪性リンパ腫のリスクも上がるとされており、その発症率は数百人に1人といわれています。熱や咳、息切れなどの症状が出た場合はすぐに受診しましょう。

生物学的製剤

リウマチの最新治療です。この生物製剤の登場によりリウマチの治療は劇的に進化しました。作用は免疫抑制薬に近いものがありますが、よりリウマチなどの自己免疫性疾患に特化した作用機序であり非常に効果の高い薬剤であるといえます。

副作用に関してはメトトレキサートやステロイドと比較すると少ない印象がありますが、一番気をつけなくてはいけないのは感染症です。生物学的製剤も免疫を抑えてしまうので、感染症には注意が必要です。

副作用が出た場合は

副作用には個人差があります。事前にいわれていた内容よりも症状が重い方、軽い方などさまざまです。いざ副作用が出たときに慌てないためにも、専門医や薬剤師の説明をしっかり聞いて把握しておくことが大切です。

重い副作用だと考えられる高熱や息苦しさなどの症状が出た場合は、早急に医師に連絡し、受診する必要があります。自己判断で薬を中止するのは大変危険です。いつもと違う症状が出たら次回の診察を待たずにすぐに連絡をしましょう。

副作用に関しては、薬を減らしたり、副作用を抑えたりする薬を併用するなど、工夫して付き合っていく必要があります。どんな小さなことでも不安や疑問が生じた場合は、必ず医師に相談しましょう。

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