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関節リウマチの手術と注意点とは

更新日:2016/12/09 公開日:2015/12/21

関節リウマチの治療

「関節の変形は治らない」「あきらめるしかない」と思い込んでいませんか。見た目の悩みにも繋がる関節の変形は、手術で改善できる場合があります。ここでは、ドクター監修のもと、関節リウマチの手術について解説します。

関節リウマチの治療は、症状のレベルや状態によって異なります。どんなときに手術を行うのでしょうか。

関節リウマチにおける手術

関節リウマチの治療は、薬物療法を行いながら筋力トレーニングなどのリハビリテーションを行っていきます。しかし、それでも「痛みが改善されない」「薬による効果がみられない」「日常生活にも支障が出てきた」といった場合には、手術を行うことがあります。

手術にはさまざまなアプローチがありますが、比較的多いのは、破壊されてしまった関節を人工関節に置き換える「人工関節置換術」です。この人工関節は股関節で15年ほど、ひざの関節で20年ほどもつといわれています。痛みを取って生活の質(QOL)を高めるという目的のため、最近では、若い方でも手術を行うことが増えてきました。

そのほかにも、炎症によって腫れた滑膜を取り除く「滑膜切除術」があります。関節の変形によって力が入らなかったり、痛みが強かったりする場合には、関節を固定する「関節固定術」が適応されます。また、足の指の付け根部分にある関節の骨が飛び出している場合は、骨を削ることで変形を正す「足趾関節形成術」を行います。ほかにも、手足のしびれや麻痺を改善するために不安定になった頸椎を固定する「第1/2頚椎固定術」などがあります。

手術における注意点や心構え

現代の医学をもってしても、完治は難しいといわれている関節リウマチ。そのため、「変形した骨はもう治らない」「病気だから仕方ない」とあきらめてしまう方も少なくありません。女性に多い病気がゆえに、変形による不自由さ以上に、「人前に出るのがつらい」とメンタル面での悩みを抱えてしまう方も多いでしょう。

股関節や膝関節に対する人工関節手術は、成績も安定しており、国内において、年間で8万人以上の方が受ける一般的な手術となっています。可動域(曲げ伸ばしの角度)は完全に戻らない事はあるものの、痛みについては劇的に改善することが多く、生活の質は格段に向上します。

また、手指関節については、シリコンインプラントを用いた関節形成術という方法もあります。

シリコンインプラントを用いた関節形成術は、除痛と変形矯正が得られ、患者さんの満足度も高いことから、推奨されている手術方法です。

手術によって、変形していたところが完全に治るとは限りません。しかし、痛みを取り除いたり、変形を矯正、することで、思った以上の効果が期待できる場合もあります。あきらめる前に、手術という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

関節の破壊は発症後の早い時期から始まり、進行していきます。初期段階で治療していくことで、手術そのもののリスクも下げられる可能性があります。できるだけ早期に、症例数も多く経験豊富な医師に相談することをおすすめします。

この病気・症状の初診に向いている科 リウマチ科

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