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肩こりによるめまいの特徴と原因

更新日:2018/04/02 公開日:2015/12/03

肩こりをともなう心身の不調

めまいを引き起こす原因で、肩こりは最も多いとされています。肩こりはめまいだけでなく、頭痛の原因にもなります。ここでは、肩こりによるめまいの特徴、原因、対処法についてドクター監修のもと解説します。

めまいを引き起こす原因の中で最も多いのは、「肩こり」と「緊張型頭痛」であると言われています[1]。この緊張型頭痛は肩や首の筋肉の緊張、いわゆる肩こりによって引き起こされる頭痛のことです。つまり、肩こりはめまいや頭痛を引き起こす原因になるということです。ここでは、肩こりによるめまいの特徴、原因、対処法についてドクター監修のもと解説します。

肩こりによるめまいの特徴

肩こりによって引き起こされるめまいは、軽度の「浮動性めまい」です[1]。浮動性めまいを起こすと下記のような症状が現れます。

  • 頭がフラフラする
  • 身体がグラグラと揺れる感覚
  • 足元がふらつく
  • フワフワと雲の上を歩いているような感覚
  • 気が遠くなる
  • 立ちくらみ

まれに、「回転性めまい」と呼ばれる症状の一部が出ることもあります[1]。

  • 目が回る
  • 天井が回る
  • 壁が流れるように見える

肩こりでめまいが起こる原因

肩がこっていると、なぜこれらのめまい症状や頭痛が現れるのでしょうか。順を追って説明します。

ストレスや姿勢の悪さ

肩こりの原因には、大きく「ストレス」と「姿勢の悪さ」があります。ストレスがかかると交感神経が優位になり、筋肉や血管が緊張して、肩のこりを感じるようになります(自律神経の乱れ)。また、デスクワークや読書、スマホ、自動車の運転など、同じ姿勢をずっと強いられる場合は、同じ筋肉がずっと緊張し続けることになります。これも肩こりにつながります。

筋肉の緊張が続く

人間は目や耳などから入力された情報をもとにして、脳が判断して平衡バランスを保っています。しかし、肩こりによって肩や首の筋肉の緊張が続き、筋肉から入力される感覚の情報が乱れると、目や耳からもたらされた情報とミスマッチが生じ、脳が混乱してめまいの症状が起こると考えられています[1]。

血行が悪くなる

筋肉の緊張が続くことで、血管が圧迫されて血行が悪くなります。この状態が続くと、緊張型頭痛をもたらすと言われています。頭のまわりがキリキリとしめつけられるような痛みや圧迫感が起きたり、後頭部がじんわりと重くなったりする症状が現れます。

肩こりによるめまいの対処法

肩こりによるめまいを治す方法は、原因となっている肩こりを解消することです。

同じ姿勢をずっと続けているために肩こりが起きている場合は、こまめに休憩をとって首や肩を回すなどして筋肉をほぐすようにしましょう。血行を良くするために、蒸しタオルで首筋を温めるのもよい方法です。

ストレスによって肩こりが起きている場合は、そのストレスを解消するか、ストレスの原因から離れることがベストです。しかし、状況によってそうもいかない場合は、うまくストレスを解消する方法を考えましょう。適度に運動して気分をリフレッシュしたり、睡眠や入浴でリラックスする時間をしっかり取ったりしましょう。

このようなことを行ってもなかなかめまいが改善されない場合は、肩こりではなく別の病気によってめまいが引き起こされているのかもしれません。めまいを引き起こす病気は数多くあり、耳の病気の場合もあれば、脳の病気による場合もあります。めまい症状が重かったり、めまい以外に気になる症状がある場合は、耳鼻咽喉科や脳神経内科、脳神経外科、一般内科などを受診しましょう。

参考文献

  1. [1]福武敏夫. 「めまい」の鑑別診断. 標準的神経治療:めまい. 神経治療2011: 28(2) , 194-197

この病気・症状の初診に向いている科 整形外科

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