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肩こり治療に使われる注射の方法と種類、効果・副作用

更新日:2017/06/01 公開日:2015/12/02

肩こりの治療

肩こりを改善する注射には、主に神経ブロック注射、ボトックス注射、トリガーポイント注射の3つがあげられます。ここでは、ドクター監修のもと、この3つの注射の特徴と効能、副作用や料金について紹介します。

肩こりを改善するためには、筋肉や神経に直接はたらきかける注射が有効です。そんな注射にはどのような種類があるのでしょうか。

肩こりに使用する注射の種類

肩こりを治療するための注射にはいくつか種類があり、それぞれの効能も異なってきます。

神経ブロック注射

痛みを発する神経やその周囲に局所麻酔薬を注射することで、神経の興奮を抑え、一時的に痛みを和らげることができます。これを数回くりかえすことによって、徐々にコリを完全に消失させようという治療法です。同じ姿勢を取り続けていると血行が悪くなり、組織の酸素が不足して老廃物が溜まります。そうすると、交感神経が興奮し、痛み(コリ)を感じます。そして血管が収縮し、血行が低下し、ますます痛みは増幅します。神経ブロックは、こうした痛み(コリ)の悪循環を断って、鎮痛効果が長続きさせるのです。

神経のごく近くに注射するため、出血や感染の可能性や、神経そのものを傷つけてしまう可能性も、ごくわずかではありますがないとは言い切れません。また、事前の検査で、一部の神経ブロックを行えない場合があります。

神経ブロック注射は、保険が適用されるため、種類にもよりますが1000円前後で受けることができます。

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボツリヌス菌の作り出す毒素を注射することで、部分的に筋肉の収縮を抑制するものです。肩こりによる痛みの軽減が期待できます。なお、ボトックス注射は保険適用外です。

トリガーポイント注射

トリガーポイントとは、肩こりの痛みの引き金になる場所のことです。押すと痛みを感じます。そのトリガーポイントに直接局所麻酔薬を注射すると血流が改善されるため、肩こりの緩和が見込めます。トリガーポイント注射は、病院やクリニックなどで受けることができ、保険も適用されています。

肩こりに使用する注射の効果と副作用

上記で紹介した、3つの肩こりに効果のある注射には、どのような効果と副作用があるのでしょうか。

神経ブロック注射

神経ブロック注射には、痛みのある部分の筋肉をほぐして血流を改善させる効果があります。保険が適用されるため費用も安く、さらに、全身への影響が少ないのもメリットです。副作用としては、出血や感染の可能性、神経を傷つけてしまうといった可能性に加えて、処方した直後は一時的に声がかすれたり、まぶたが重くなったりするケースもあります。また、血をサラサラにする薬を服用中の方、血が固まりにくいような方は、神経ブロック注射ができない可能性があります。使用の際は、専門医に事前に相談してください。

ボトックス注射

美容外科の処方として聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか。

筋肉の緊張を抑制する働きを持つボトックス注射。痛みを感じるコリそのものに注射するため、ピンポイントで痛みに効果があり、その効果が続く期間も3か月から半年と長期的です。ボトックス注射の副作用はほとんどありませんが、粗悪品では注射したあとが腫れることがあります。また数日間は肩に違和感が残る可能性があります。さらに、保険が適用されないため、費用は肩こりでも3万円程度です。効力の低い製品や粗悪品、コピー品も出回っており、価格が1万円台と安い場合は注意が必要です。

トリガーポイント注射

肩こりのおおもととなるコリの部分に直接注射するトリガーポイント注射は、一時的に血流がよくなり、慢性的な肩こりに効果的です。副作用としては、まれにしびれやだるさを感じる人がいますが、神経に注射の麻酔が影響しただけなので、しばらくすれば症状は改善します。

保険も適用されるため費用もそれほど高くはありません。

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