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口腔粘膜の褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/11/25

口内炎・口腔粘膜疾患の種類

口腔粘膜疾患のひとつである「褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)」は、口の中で起こる身近な病気です。「褥瘡」は「床ずれ」とも言いますが、口の中ではどのような状態になるのでしょうか。専門ドクター監修のもと、褥瘡性潰瘍の症状と治療法について解説します。

口腔粘膜疾患のひとつに、「褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)」があります。「褥瘡」は「床ずれ」とも言い、口腔内のある一定の場所が長時間圧迫されることにより、潰瘍ができます。褥瘡性潰瘍の原因、症状、治療法について詳しく解説します。

褥瘡性潰瘍とは

褥瘡性潰瘍とは、虫歯や詰め物などによって出っ張った歯や、合っていない入れ歯、歯並びからはみ出している歯などによって、口腔内の一部がくりかえし圧迫・摩擦されてできる潰瘍です。他にも、パーキンソン病などによって、自分で自分の舌や唇をかむクセのある方にも多く見られます。

長期間、慢性的な刺激が加わることで、粘膜の上皮が壊死し、周囲が盛り上がった潰瘍やびらんが生じます。通常、潰瘍は凹凸が少なく滑らかで、灰白色や黄白色、赤色になりますが、潰瘍の周囲にしこりができたり、潰瘍の表面に凸凹や白い斑点ができたりすることもあります。また、歯が原因の場合は舌の縁や頬の粘膜に、入れ歯が原因の場合は下あごの内側に潰瘍ができることが多いという特徴があります。

褥瘡性潰瘍の治療法

歯科を受診し、口腔粘膜を刺激するものがあるところに潰瘍ができていたら、褥瘡性潰瘍と診断される場合がほとんどです。この場合、原因となる刺激物を取り除いた後、1~2週間ほどで潰瘍は治ります。口の中を清潔に保つため、潰瘍に軟膏を塗布する場合もあります。

潰瘍が舌にできており、さらに潰瘍が硬くしこりになっている場合は、「がん」ではないかを区別する必要があります。この場合、潰瘍の組織の一部を切除して、顕微鏡検査を行います。

原因となる刺激物を取り除いても治らない場合は、口腔内科や口腔外科などの専門医を受診するとよいでしょう。口腔内科・口腔外科では、歯だけではなく、口内粘膜疾患など口の中で起こるさまざまな病気のほか、あごや顔面など口に隣接する組織などに生じるトラブルや、全身状態と関連する口内の疾患を専門的に診断し、治療を行っています。

口腔がんのほとんどは、直接目で見ることができますが、見た目は口内炎や他の腫瘍とよく似ているため、がんだと気づきにくいものばかりです。また、口腔がんは、口内炎と比べると痛みが少なく、潰瘍がだんだん大きくなっていきます。ただの口内炎だと自己判断をしないで、腫れや潰瘍が治りづらい場合は早めに受診しましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 歯科口腔外科

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