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若年性高血圧の主な原因と対処法

更新日:2018/03/19 公開日:2015/12/04

高血圧の種類と対処法

「若年性高血圧」という言葉をご存知ですか。比較的若い年齢で起こる高血圧のことをこう呼びます。この場合には背景に何らかの病気がある可能性があります。ここでは、まだ若いのに高血圧だと指摘される原因や対処法についてドクター監修のもと説明します。

若年性高血圧とは?

若年性高血圧とは、その名の通り、若い人に起こる高血圧症です。何歳まで若年性高血圧と呼ぶかは決まっていませんが、過去の日本高血圧学会のガイドライン[1]では「若年者は50歳未満」と記載されていましたので、これが目安となるでしょう。40代までは若年者という区分けは、一般的な感覚からはなじみにくいかもしれません。しかし、高血圧になるのは中高年からが多いので、患者全体からみれば若いということになります。

高血圧症とは?

血圧とは、心臓から全身へ血液を送り出す際に血管にかかる圧力のことです。その血圧が、正常範囲を超えて保たれている状態を高血圧と言います。収縮期血圧/拡張期血圧(上の血圧/下の血圧)のいずれか一方、またはその両方が140/90mmHg以上であると「高血圧症」と判定されます。高血圧には、大きく分けて「本態性(一次性)高血圧症」と「二次性高血圧症」があります。

本態性(一次性)高血圧症とは?

本態性(一次性)高血圧症は、原因がわからない高血圧症のことです。原因不明と聞くと不安に思ってしまうかもしれませんが、これは「血圧を上げる原因となっている別の病気が見つからない」という意味であり、高血圧患者の8~9割が該当するものです。これは、親から受け継いだ遺伝要因と、塩分の摂り過ぎなどの生活環境が絡み合って起こると考えられています。加齢も関係しているので、多くは中高年以降にみられます。

二次性高血圧症とは?

血圧を上げる原因となっている別の病気がある場合は、二次性高血圧症と呼ばれます。若年性高血圧の2~3割は二次性高血圧であるといわれています。年齢が低いほど、また血圧が高いほど二次性高血圧の可能性があり、実際に小児で高血圧がみられる場合の6~8割は腎臓の病気による二次性高血圧です[2]。

二次性高血圧症を引き起こす病気はたくさんありますが、その一部をご紹介します[2]。

  • 慢性糸球体腎炎
  • 腎臓の血管に起こる病気(腎梗塞や血管炎など)
  • 原発性アルドステロン症
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 褐色細胞腫
  • クッシング症候群
  • 甲状腺機能亢進症

ただし、若年性高血圧だからといって、必ず二次性高血圧症であるとは限らず、本態性(一次性)高血圧症である場合もあり得ます。

若年性高血圧の対処法

このように、若年性高血圧の場合は二次性高血圧症の可能性があるので、高血圧の背景にある病気がないかどうかを調べる必要があります。病院(循環器科や内科)を受診すれば、問診や検査などを実施して原因を突き止めてくれます。

本態性(一次性)高血圧症であれば、問題のある生活習慣の改善や、降圧薬を服用することで血圧を下げることができますが、二次性高血圧症の場合は原因となっている病気そのものを治療しないと、血圧を下げることができません。裏を返せば、原因の病気を改善すれば、血圧は正常値に戻るということです。

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