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隠れた高血圧!早朝高血圧の症状と対処法

更新日:2017/02/01 公開日:2015/12/04

高血圧の種類と対処法

正常な人でも、朝、目が覚める前から血圧は次第に上がってきます。この目覚めのときの血圧の上昇が急激におこり、高血圧の状態になることを早朝高血圧と言いますが、それはどういった症状なのかをドクター監修の記事で解説します。

早朝高血圧の症状

目が覚めた後、早朝に血圧が高くなるのは自律神経のバランスが変わるためと考えられています。早朝高血圧には、血圧が夜間から継続して上昇している「夜間高血圧」タイプと、早朝に上昇する「早朝上昇」タイプがあり、ずっと血圧が上がっている「夜間高血圧」タイプがより危険と言えます。

また、高血圧が原因のひとつとなって引き起こされる、脳卒中や心筋梗塞の発作は朝型から午前中にかけて多く発生することが分かっています。これは、早朝高血圧がおこっているのと同じ時間帯であることから、午前中の脳卒中や心筋梗塞の発作と早朝高血圧には関係があると考えられています。

目安となる血圧値

目安としては、朝起きてすぐに自宅で計測した血圧が、収縮期血圧135mmHg/拡張期血圧85mmHg以上の場合は、早期高血圧の疑いがあると言えます。

また、外来診察時には時間帯的に血圧が正常値の場合が多く、早朝高血圧は見過ごされやすいので家庭での血圧測定が重要です。

早朝高血圧になりやすい人の特徴と危険性

隠れた高血圧とも呼ばれる早朝高血圧ですが、降圧剤などで高血圧の治療に取り組み、日中の血圧がコントロールされている人の中にも、早朝高血圧がおこっている場合があります。さらに、交感神経を活性化させる物質が内臓脂肪から分泌され、血糖値や中性脂肪と同時に急激な血圧の上昇を招きます。ですから、内臓脂肪が多いメタボリックシンドロームの人は、とくに注意が必要です。睡眠時無呼吸症候群の人も、酸素不足に陥ることで、より多くの血液を送ろうとして、夜間高血圧になる可能性があります。

正しい血圧を知るための測り方

早朝高血圧かどうかを知るためには朝起きてすぐの血圧測定が重要です。家庭での正しい測定法を知っておきましょう。

  • 起床後排尿を済ませ、朝食前に測定(1時間以内)
  • なるべく決まった時間に朝と晩、それぞれ少なくとも1回は測る
  • 上腕で測るタイプの血圧計を用い、帯を巻く部分は心臓と同じ高さに
  • 血圧を記録しドクターに相談する

早朝高血圧になった場合の対処方法とは

家庭で血圧を測定することは、診察時に見過ごされがちな血圧の上昇に気づくことができ、高血圧に対する治療をいち早く開始することにつながります。早朝血圧が高いと感じた場合は、測定値を持参して、ドクターに相談しましょう。食事療法で血圧を下げたり、運動で血行を改善したり、どのような薬をいつ飲むかなど、詳しく指導してもらえます。

食事、栄養のバランスと生活習慣の改善

高血圧を予防、改善するには、普段の食事や塩分の摂取量に気をつけ、適度な運動をするといった方法が有効とされています。ただし、生活習慣を改善しても血圧が下がらない場合は降圧剤を服用しますが、薬の効果には個人差があり、ドクターに相談しながら服用しましょう。

血圧がコントロールできているかを知るためにも、家庭での血圧測定が大切です。なお、家庭血圧の目標目安は135mmHg/85mmHgとされています。

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