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白衣高血圧症・仮面高血圧症の症状と対処法

更新日:2018/05/11 公開日:2015/12/04

高血圧の種類と対処法

一言に「高血圧」と言っても、さまざまなタイプがあります。ここでは家庭と外来で血圧の測定値に違いが出る、白衣高血圧症と仮面高血圧症の特徴や症状、その原因、対処法などについてドクター監修のもとに解説します。

高血圧にはいくつかの種類があります。その1つに家庭と外来で血圧の測定値が異なる結果になる高血圧症があります。ここではドクター監修のもと、どのような症状なのか、また原因や対処方法などについて確認します。

白衣高血圧症と仮面高血圧症とは?

家庭で測定した場合と病院や診療所などで測定した場合に、血圧の測定値に違いが出たという経験はありませんか。家庭と外来で異なる血圧値をそれぞれ「白衣高血圧症」、「仮面高血圧症」といいます。

・白衣高血圧症:医師や看護師の白衣を見ることで緊張して血圧が上昇する症状のことです

・仮面高血圧症:白衣高血圧症とは反対に病院では血圧値が正常になる症状のことです

白衣高血圧症について

病院や診療所などで、医師や看護師さんに血圧を測定してもらうと、家で測るより数値が高くなることがあります。さまざまな要因が考えられますが、医師や看護師さんの白衣を見ると緊張して血圧が高くなるのではないかと考えられていて、「白衣高血圧症」と呼ばれています。24時間血圧や家庭血圧が正常値であるのに、診察時の血圧が高く出る場合は、「白衣高血圧」の疑いがあります。

白衣高血圧症の原因は?

白衣高血圧症は精神的に緊張状態にあるときなど、交感神経が興奮することで一時的に血圧が上昇することによって生じます。病院などの落ち着けない環境にある場合に血圧が上がってしまうと考えられます。

白衣高血圧症の対処法は?

白衣高血圧の場合、高血圧による合併症がなければ治療の必要性は低いといわれており、年に1〜2回程度の経過観察を行ないます。血圧は1日の中でも、その時々で値が変動するものです。診察時のみに高くなるのであれば、動揺しなくてよいでしょう。家庭での血圧測定を続けることが大切です。

仮面高血圧症について

「仮面高血圧」は、白衣高血圧症とは逆のパターンです。病院で測定する血圧は正常範囲であるのに、家庭で測定した場合に血圧が高くなります。

仮面高血圧症の原因は?

原因はさまざまで、降圧剤の影響による早朝高血圧であったり、夜間高血圧であったり、仕事のストレスによる場合もあります。それぞれについてみていくこととします。

・降圧剤によるもの

外来での血圧測定時刻が降圧剤の効果がもっとも強い時間帯と重なるため、外来時には正常値でも降圧剤の効果が弱まっている時間帯では高血圧を示していることもあります。これらは降圧剤の作用時間が短い場合におきやすく注意が必要となっています。

・早朝高血圧によるもの

とくに仮面高血圧症の人に多いのが、早朝高血圧(早朝に血圧が高くなる)タイプで、高血圧治療をしている約半分の人に認められていると言います。

・夜間高血圧によるもの

危険なのは夜間から早朝にかけ、眠っている間も血圧の高い状態が続く夜間高血圧で、1日の約1/3もの間、血圧の高い状態が続いていることになり、脳や心臓,腎臓などの重要臓器に負荷がかかっていることが疑われます。

・仕事のストレスによるもの

普段はストレスによって高血圧であるにもかかわらず、病院へ行くことでリラックスした状態になって、血圧が正常になってしまうことがあります。

仮面高血圧症の対処法は?

仮面高血圧症の場合は基本的には降圧剤による治療を行うことになっています。仮面高血圧症かの検査・診断を受け、医師の指導のもとに正しく治療していくようにしてください。なお、自己判断で勝手に薬の服用をやめるなどをしないようにしましょう。

日々の血圧測定をするように心がけましょう

いずれの高血圧にしても、重要なのは本当の自分の血圧値を正しく知ることです。そのためには外来時だけでなく、毎日朝と晩の決まった時間に家庭でも血圧を測定し、その数値をしっかりとメモすることが大切です。それによって服用している降圧剤の効果を確かめることもでき、より自分にあった治療が可能となります。

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