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高血圧と脳梗塞の関係性

更新日:2016/12/09 公開日:2015/11/30

高血圧が引き起こす合併症

高血圧は、さまざまな病気の原因となります。高血圧が原因で引き起こされる恐ろしい病気のひとつに脳梗塞があります。今回は、高血圧と脳梗塞の関係にスポットを当て、日本人の死亡率の半数以上を占める脳梗塞について紹介します。

脳梗塞の原因は、生活習慣の乱れなど身近なものから、高血圧や糖尿病といった成人病の類までさまざまです。ここでは、ドクター監修のもと、高血圧と脳梗塞の関連性について詳しく解説していきます。

高血圧は脳卒中の大きな原因

脳卒中の危険因子は、高血圧や糖尿病、高脂血症などといったものから、喫煙や肥満といった生活習慣まで、さまざまです。また、脳卒中は、日本人の死因の上位でもあります。

高血圧だとこんなに危険

厚生労働省の調査によれば、収縮期血圧が140〜159mmHgの軽度高血圧の人の場合、脳卒中による死亡の危険度が、理想的な血圧(110〜119mmHg)の人の約3倍にもなり、さらに収縮期血圧が180mmHg以上の重度高血圧の人の場合、この危険度は7倍以上にもなるということです。つまり、高血圧の人ほど脳卒中になるリスクが高いということになります。

脳卒中による死亡のうち、約60%は脳梗塞

脳卒中を起こす原因は1950年台までは脳出血が多かったのですが高血圧の治療が確立され始めた1960年台には減り始め、1970年代には脳梗塞と逆転し、現在では脳卒中の大部分は、脳梗塞によるものです。脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり詰まったりすることでその先に血液が行き渡らなくなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。

ダメージを受ける場所によっては、知覚障害や運動障害、意識障害などがみられます。脳梗塞は、動脈硬化を起こして細くなった血管部分に血栓ができて詰まってしまう脳血栓と、脳以外の部分でできた血栓が血流で運ばれ、脳の血管を塞いでしまう脳塞栓の2つに分けられます。

また、脳に酸素や栄養を運ぶ動脈が脳動脈や頸動脈であり、動脈硬化によって血流が途絶えて起こるのが脳梗塞である一方、動脈硬化によりもろくなった血管が破裂して起きるのが脳出血です。

高血圧の状態が続くと、血管はもろく破れやすくなり、脳にさまざまなダメージを与える脳出血が起こりやすくなります。

以上のことからみても、高血圧が脳に及ぼす影響は計り知れません。脳卒中が治療によってよくなったとしても、後遺症が残る危険性もあります。そうなってしまえば、一生後悔する結果に陥ってしまいます。

そうならないためにも、日頃から高血圧の予防に励んでください。また、血圧について不安に感じたら、すぐにドクターに相談しましょう。

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