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脳が破壊される高血圧性脳内出血とは?

更新日:2018/06/22 公開日:2015/11/30

高血圧が引き起こす合併症

高血圧性脳出血というのはあまり聞き慣れない言葉ですが、実は脳卒中全体の約15%を占めています。この病気には、高血圧が関係しており、血圧に対する意識や生活習慣の改善である程度予防することができます。

高血圧性脳内出血の症状と原因とは

高血圧性脳内出血(脳出血)は、高血圧治療や減塩の食事指導などによって減少してはきたものの、最近では若い世代にも多く見られようになりました。高血圧性脳内出血にかかると、治療後の機能的回復もよいとは言えず、発症後6か月後に自立できる割合は約20%と低く、30日以内の死亡が52%にも達します。

症状

発症時には症状として、頭痛、めまい、嘔吐、意識障害、体のまひ(片麻痺)、ろれつがまわらない、歩行ができなくなるなどの症状が出て、収縮期血圧も200mmHgを超えることがほとんどです。

症状は出血量と場所によって異なり、大脳皮質に起こった場合は意識障害や片麻痺、小脳ではめまいや嘔吐(小脳症状)、脳幹出血では突然の意識障害、四肢麻痺などに加え、呼吸の傷害など生命の維持に必要な機能に影響します。

原因

高血圧性脳内出血の背景には高血圧が必ずあり、発症の原因としては、未治療の高血圧、薬を服用しているものの適切な降圧が得られていないもの(管理不十分な高血圧)などがあります。

高血圧性脳内出血を防ぐ方法と治療法

高血圧性脳内出血を防ぐことはできるのか、また、もし起きてしまった場合にはどのような治療をするのかについて紹介します。

予防方法

高血圧性脳内出血を予防する最善の方法は、ドクターの指導のもとで高血圧を適切に管理し、糖尿病、脂質異常症などの、その他の生活習慣病も併せて管理・予防し、喫煙習慣や肥満なども回避・中止することです。

高血圧だとしても、適切に管理されていて血圧が上がらない状態なら、高血圧性脳内出血は起こりません。

危険因子としては、高血圧と診断されたことがある、MRIで多発無症候性ラクナ梗塞が認められている、HDLコレステロールが低いことがあげられます。

高血圧性脳内出血は予測できないものの、これらの危険因子があるかないかは、病院で調べることができます。

治療方法

高血圧性脳内出血の治療の基本は、まず出血を止めることです。

前述したような症状が現れた場合には、すみやかに救急車を呼んで、病院を受診してください。診断は、診察による神経学的な機能の評価に加え、頭部CTを撮影することで速やかに行われます(場合により、追加してMRI検査や髄液穿刺を行う場合があります)。

適切な降圧(血圧を下げる)も重要です。カルシウム拮抗薬の静注などを使用して降圧します。また、出血部位(被殻、小脳、皮質下出血)によっては手術適応となります。

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