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もしかして不眠症?「アテネ不眠尺度」によるチェック方法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/11/30

不眠症の基礎知識

不眠症は、「○時間未満しか眠れていないなら不眠症」というように、ひとつの数値では判断できません。では、自分が不眠症かどうかは、どうやって判断すればよいのでしょうか。今回は、その目安になるチェック方法をご紹介します。

布団に入っても寝つきが悪かったり、熟睡できなかったりする日が続いているとき、自分が不眠症かどうかは、どうやって判断すればよいのでしょうか。今回は、その判断の目安になるセルフチェックの方法をご紹介します。

不眠症かどうかを判断するのは難しい!

「不眠症」とは、夜眠ろうと思ってもなかなか寝つけない、夜中や早朝に目が覚めてしまう、熟睡できないといった睡眠の問題が1か月以上続き、結果として苦痛がもたらされ、日中に眠気、注意力の低下、疲労感などが現れて、日常生活に支障をきたしている状態のことを言います。ただし、「苦痛をもたらしている」というのは、あくまでも本人の主観によるもので、「1日の睡眠時間が○時間未満なら不眠症」というような決まりはありません。

そのため、客観的には十分な睡眠がとれているように見えても、本人が眠れていないことで苦しんでいれば不眠症になります。一方、短時間しか眠れていなくても、本人がそれで問題を感じていなければ不眠症とは言えません。

重症になれば専門の睡眠外来などを受診する必要があります。しかし、自分ではどの程度の不眠症なのかがわかりにくいこともあり、知らないうちに重症化してしまうケースもあります。では、自分が不眠症かどうかは、どのようにして判断すればよいのでしょうか。

アテネ不眠尺度で不眠症のチェックをしてみましょう。

不眠症かどうかを判断する目安として、「アテネ不眠尺度」というチェックシートがあります。これは、世界保健機関(WHO)が中心になって設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」が作成したもので、客観的に不眠度を判定するための目安になります。あくまでも、「目安」です。最終的判断は医師に相談することが大切です。

次の8つの質問について、過去1ヶ月間に週3回以上当てはまるものをチェクし、各得点の合計点を計算してください。

Q1:寝つき(布団に入ってから眠るまでに必要な時間)は?

・いつも寝つきはよかった 0点

・いつもより少し時間がかかった 1点

・いつもよりかなり時間がかかった 2点

・いつもより非常に時間がかかった、または眠れなかった 3点

Q2:夜間、睡眠途中に目が覚めることは?

・問題になるほどではなかった 0点

・少し困ることがあった 1点

・かなり困った 2点

・深刻な状態、あるいはまったく眠れなかった 3点

Q3:希望する起床時刻より早く目覚め、それ以上眠れないことは?

・そのようなことはなかった 0点

・少し早かった 1点

・かなり早かった 2点

・非常に早かった、あるいはまったく眠れなかった 3点

Q4:総睡眠時間は?

・十分である 0点

・少し足りない 1点

・かなり少ない 2点

・まったく足りない、あるいはまったく眠れなかった 3点

Q5:全体的な睡眠の質は?

・満足している 0点

・少し不満である 1点

・かなり不満である 2点

・非常に不満である、あるいはまったく眠れなかった 3点

Q6:日中の気分は?

・いつも通りだった 0点

・少し滅入った 1点

・かなり滅入った 2点

・非常に滅入った 3点

Q7:日中の活動(身体的および精神的)については?

・いつも通りだった 0点

・少し低下した 1点

・かなり低下した 2点

・非常に低下した 3点

Q8:日中の眠気は?

・まったくない 0点

・少しある 1点

・かなりある 2点

・激しい 3点

<自己診断の目安>

・合計点が1~3点:睡眠障害の心配はありません。

・合計点が4~5点:少し不眠の疑いがあります。

・合計点が6~9点:不眠症の疑いがあります。

・合計点が10点以上:医師に相談することをおすすめします。

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