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妊娠時に眠れない原因と対処法

更新日:2017/12/13 公開日:2015/11/30

不眠を招く原因と対処法

妊娠時には、過剰に眠くなったり、反対に不眠の症状に悩まされたりする人も少なくないと思います。ここでは、ドクター監修のもと、妊娠と不眠の関連性について解説していきます。

妊娠時、特に妊娠初期は、とても眠くなる人がいる一方で、夜はなかなか寝つけない、熟睡できないといった不眠の症状に悩まされる人もいるようです。今回は、その原因と対処法をご紹介していきます。

妊娠時に眠れなくなる原因は

妊娠と不眠の関係は、医学的にまだはっきり解明されていませんが、妊娠したことによる生活リズムの変化、精神的なストレスや不安、特に妊娠初期では、女性ホルモンのプロゲステロンが大量に分泌され、ホルモンバランスが変化することなどが睡眠に影響しているのではないかと考えられています。

プロゲステロンの分泌量が増加するときには、便秘や頭痛、ほてり、むくみなどのさまざまな症状が現れてきます。また、妊娠初期にはつわりも起こるので、そうした母体の変化がストレスにつながるといわれています。

また、妊娠後期になると、子宮が大きくなって膀胱が圧迫され、トイレに行く回数が多くなります。このように、夜中に目が覚めやすくなることも不眠の一因でしょう。

ほかにも、姿勢や体形の変化で腰や背中に負担がかかると腰痛や背中痛が起こり、眠りにくい状態となることが挙げられます。

妊娠中の不眠の対処法

眠れないことをあまり意識し過ぎると、余計に眠れなくなるという悪循環に陥ることがあります。しかし、妊娠の経過の中で睡眠が乱れるのは自然なことです。なるべく気にしないようにしましょう。

頻繁にトイレに起きてしまうという場合は、就寝前の水分の摂取方法や、飲む物の種類を見直してみましょう。水分を一気に飲むのではなく、少しずつ飲むようにしたり、利尿作用のあるカフェインを含む飲み物を控えるのも対策になります。

昼間に適度に体を動かすと、夜眠りやすくなることがあります。たとえば、軽いウォーキングをしたり、風呂掃除や洗濯など日常生活の家事でできるかぎり動くようにするなど、体を動かす習慣を持ちましょう。ただし、激しい運動は避けた方がよいでしょう。ストレッチやゆっくり行うヨガなどは、腰や背中の筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果も得られます。

また、15:00前であれば昼寝もよいでしょう。ただし、昼寝をするなら15〜30分程度にとどめておきましょう。長時間昼寝をすると、夜に眠れなくなり、体内リズムが乱れることがあるので注意しましょう。ただし、単に横になって体を休めるぶんには何の支障もありません。

寝る前は、のんびりくつろいで、リラックスできる時間を持つことが大事です。温めのお風呂にゆっくりつかったり、マッサージをしたり、心を落ち着かせる音楽を聴いたりするのもよいでしょう。

寝室の温度や湿度を調節したり、間接照明を使って部屋をほの暗くしたり、二重サッシや雨戸、厚手のカーテンなどで防音対策をしたりするなど、自分の眠りやすい環境を整えましょう。

床についてもなかなか眠れないときは、いったん出てリラックスし、眠くなってから、もう一度床に入りましょう。無理に寝ようとすると、かえって眠れなくなるものです。

寝る時間がまちまちでも、起きる時間はできるだけ毎日同じにしましょう。続けているうちに、規則的な睡眠のパターンができていきます。

つらい場合はドクターに相談を

眠れない日が長く続くと、市販の睡眠改善薬に頼りたくなる人もいると思いますが、まずは、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。病院の睡眠薬も妊娠中にに処方されることはあまりありませんが、体調によっては、健康を優先して限定的に処方されることもあるようです。ただし、その場合も、ドクターの指示に従い、自己判断での服用は絶対に避けましょう。

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