ナプキンかぶれを放っておくと危険!効果的な薬と正しいケア方法
更新日:2017/06/14 公開日:2015/11/30
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この記事の監修ドクター
スキンケア大学参画ドクター
生理ナプキンを使っていると、デリケートゾーンがかぶれてしまうことがあります。しかし、生理中のかぶれやかゆみは仕方のないことだと放っておいてはいけません。適切な対処をして、かぶれを早めに治しましょう。
ナプキンかぶれが起きたときに効果的な薬
生理ナプキンの使用でかぶれが起こる直接的な原因は、ムレと摩擦です。経血を吸収した状態のナプキンを長時間つけていることで、デリケートゾーンは常に湿った状態になっています。このような、ムレた状態の皮膚にナプキンがこすれると、炎症を起こしてしまう可能性があります。また、ムレにより細菌が繁殖しやすい環境なことも、かぶれの原因となります。
かぶれてしまったときには、ウェットティッシュでデリケートゾーンを拭くなどして清潔に保つほか、かゆみ止めの薬を塗るとよいでしょう。デリケートゾーンのかゆみ止め薬は市販されていますが、肌の弱い方や妊娠中の方、アレルギーのある方は、医師や薬剤師に相談してから使用してください。薬によってはカンジダ症にかかっていると使用できない場合もあるので、使用前にしっかりと確認するようにしましょう。また、アルコール入りの薬はかえって症状を悪化させる場合もあるため、刺激の少ないノンアルコールの薬を選ぶのがおすすめです。
もし薬を塗って発疹や赤み、かゆみなどの刺激を感じたらすぐに洗い流し、製品に付属している説明書などを持参して医師に相談するようにしましょう。
また、市販薬の他にも、婦人科を受診してかゆみ止めの薬を処方してもらう方法もあります。生理ナプキンが原因だと思っていたかゆみ・かぶれが、実はカンジタ膣炎やトリコモナス膣炎などの性感染症によるものという場合も。不安な方は性感染症の可能性を見逃さないためにも、医師の診察を受けるようにしましょう。
かぶれを治すために必要なケア
デリケートゾーンは刺激に弱い部位です。かゆみを感じても、トイレットペーパーで拭く際やお風呂で洗う際にゴシゴシとこすってはいけません。炎症が悪化して、黒ずむことがあります。トイレでは温水洗浄を使ってきれいに洗い流し、軽く水気を拭きとって乾かすとよいでしょう。
また、かぶれやかゆみの原因と考えられる生理ナプキンの使用を見直すことも大切です。おすすめなのは、コットン素材の布ナプキン。下着をつけている状態とほとんど同じであるため、よりかぶれにくいと考えられます。
下着も通気性のよい、コットン素材のものがおすすめです。ただし、コットン素材と表示されてはいるものの、伸縮性などの機能性を持たせるために部分的に化学繊維をとり入れている製品もあります。特に、肌が敏感な方は気をつけて選ぶようにしましょう。
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