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PMS緩和に役立つビタミン・ミネラル

更新日:2017/08/21 公開日:2015/12/16

PMS・PMDDの改善方法・対処法

肌荒れ、むくみ、イライラなど、体や心にさまざまな不調をもたらすPMS。このPMSの緩和によいとされているのがビタミン・ミネラルです。ビタミン・ミネラルがどのようにPMS緩和に役立つのか、ドクター監修の記事で解説します。

現代の日本人は、ビタミン・ミネラルが不足しがちといわれており、意識して摂取することが重要とされています。そして、このビタミンやミネラルの補給はPMSの症状緩和にも役立つとされています。

身体の不調緩和に役立つビタミンB群

PMSは、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動によって起こると考えられており、そのホルモンの影響で、身体に不調が起こりやすくなります。

身体に現れた不調に合わせて、その緩和に役立つビタミンBをとり入れるとよいでしょう。

ニキビ・吹き出ものにはビタミンB2、B6

生理前の排卵期になると、エストロゲンの作用によって血液中のビタミンB6の濃度が低下するといわれています。ビタミンB6は、タンパク質の分解・合成をサポートし、皮膚や粘膜を健康に保つ働きをもつため、ビタミンB6が不足することで、生理前はニキビや吹き出ものなど肌荒れが起こりやすくなります。ビタミンB6や、同じく皮膚や粘膜の機能維持に関わるビタミンB2をしっかり補うことで、このような肌荒れ症状緩和につながります。

ビタミンB6は、マグロやカツオなどの魚、レバー、バナナなどに、ビタミンB2はレバー、卵、納豆、葉物野菜などに多く含まれています。

貧血にはビタミンB12とヘム鉄

PMSやPMDDの症状に悩む女性の多くに「潜在性鉄欠乏性貧血(隠れ貧血)」が見られ、これもPMSの憎悪因子になるとされています。貧血症状がなくても血液検査で鉄不足の状態になっていることがありますので、新しい血液をつくり出すビタミンB12やヘム鉄を積極的に摂取しましょう。

ビタミンB12はレバーやカキなどに多く含まれています。ヘム鉄は赤身の肉や魚から摂取できます。

なお、ビタミンB群は体の中で協力して働くため、一緒に摂ることでより効果が発揮されます。

心の不調に役立つカルシウム・マグネシウム

女性ホルモンはストレスに影響されやすく、ストレスを感じることでPMS症状が重くなることがあります。イライラなどの精神的な症状の緩和には、興奮や緊張といった刺激に対する神経の感受性を和らげ、ストレスを緩和させる働きをもつカルシウムが役立ちます。

また、マグネシウムにも神経の興奮を抑え、イライラを和らげる働きがあります。

カルシウムとマグネシウムはひじきや大豆製品などに多く含まれています。特に大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに類似した作用があり、PMS対策にもよいとされています。

女性ホルモンの働きを高めるビタミンB6、亜鉛

PMSが重い人は、女性ホルモンの働きを助けるビタミン・ミネラルも積極的に摂取しましょう。ホルモンバランスを整える働きをもつビタミンB6、女性ホルモンの分泌を促す亜鉛などが役立ちます。

亜鉛はカキやうなぎ、肉類や海藻類などに多く含まれています。

朝食を抜いたり、偏った食事が続いたりするとビタミンやミネラルは不足しやすくなります。栄養バランスの偏りはPMS症状を強める要因になるのでPMSの緩和には多くの食品をバランスよく摂ることが重要です。

ただし、PMSの症状には個人差があり、ビタミンやミネラルを摂取したからといって全てのケースで症状が緩和できるわけではありません。

つらい症状が長く続くようであれば、婦人科などの医療機関を受診しましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 婦人科

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