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大人の風疹(ふうしん)の症状

更新日:2018/05/25 公開日:2016/01/27

風疹(ふうしん)の予防・対策

風疹は、子供がかかると軽く済むことの多い病気ですが、大人がかかると重症化するなど、トラブルが起こりやすい傾向があります。そこで今回は、大人の風疹の特徴や、予防するためのポイントをドクター監修のもとでご紹介していきます。

大人の風疹(ふうしん)の特徴と、予防法を見ていきましょう。

風疹(ふうしん)の症状・特徴

風疹というと、子供がかかりやすい病気というイメージがありますが、実は最近の日本では、風疹患者の9割が成人で、男女ともに、特に30代がかかりやすい傾向にあります。というのも、かつては風疹ワクチンの接種制度が現在と異なっていたので、この年代には、子供の頃にワクチンを受けておらず、ウイルスへの十分な免疫を持っていない人が多いのです(※1)。

※1の詳細については、『風疹(ふうしん)の予防接種の効果と副作用について』をご覧ください。

大人の風疹の症状

風疹になると、38度くらいの発熱、目の充血、のどの痛みや腫れなど、風邪のような症状が現れるとともに、顔から全身へと小さな赤い発疹が広がります。また、耳の後ろや首などのリンパ節も腫れて痛むのが特徴です。

子供の頃にかかる風疹は、一般的に症状が軽く、発熱、発疹も3~4日程度で回復します。しかし、大人がかかると、発熱、発疹が1週間かそれ以上続き、重症化しやすい傾向があります。また、大人の場合は、ひどい関節炎もともないやすいようです。

風疹(ふうしん)を予防するための日常生活のポイント

大人の中でも、特に風疹に注意が必要なのは、妊娠中の女性です。なぜなら、妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんにウイルスが胎内感染し、「先天性風疹症候群」という障害がもたらされる可能性があるからです。

予防接種を受ける

先天性風疹症候群を防ぐためには、将来、妊娠を希望する女性はもちろん、周りの人も、妊婦さんに感染させないように、風疹自体を予防することが重要です。そのために、もっとも有効なのは、風疹ワクチンを接種し、風疹ウイルスへの免疫を獲得しておくことです。一度風疹にかかったことがある人は、すでに免疫がついています。ただし、自然感染後でも3~10%、風疹ワクチン接種後では14~18%に再感染することがあります。また、風疹の予防接種は妊娠を希望する2か月前までに済ませておく必要もあります。

しかし、子供の頃に風疹にかかったことがあると思っていても、実は「はしか(麻疹)」など、発疹が出る他の病気だったという例もあります。また、ワクチンは、1回接種しただけでは、免疫ができない人もまれにいるので、2回接種が勧められています。

風疹にかかったことがあるか、ワクチンを2回接種したかどうかが、はっきりわからないという人は、免疫の状態を調べる「抗体検査」を受け、必要に応じてワクチンを接種しておきましょう。

マスクの着用、うがい手洗いを行う

風疹ウイルスの感染経路で特に多いのは「飛沫感染」です。感染している人の咳(せき)、くしゃみなどによって放出された「飛沫(細かい水滴)」に含まれるウイルスを、鼻や口から吸い込むことでうつります。飛沫の大きさは0.005mm以上で、比較的に重いので、1~2mくらい飛べば地上に落ちます。つまり、風疹に罹患している人が咳をし、その半径1から2m以内にいるとウイルスに接触する可能性が高いことが考えられます。

また、他の感染経路として風疹ウイルスを持った患者やウイルスが物などを介して、周囲の人にウイルスをうつす「接触感染」もあります。手すり、ドアノブ、室内灯や家電のスイッチ、電話の受話器、筆記用具など、ウイルスが物にうつり、他の人がそれに触れることでウイルスが手に付着。さらに手から物をとって食べることで、ウイルスが体内に侵入することが考えられます。

以上のことから、流行している時期には人混みや流行地域を避けるなど、特に気をつかって対策する必要があります。マスクの着用、手洗い、うがいを意識して行い、手にふきかける消毒液を用意するなど、衛生面にも注意をはらいましょう。ただし、マスクで完全に防げるというわけではないので、感染を予防するのであればワクチンが有効です。

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