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二日酔い時の胸焼けの原因と対処法

更新日:2018/05/11 公開日:2016/01/27

胸焼けの原因・症状

飲み過ぎてしまった翌日の、胃のムカムカ感やキリキリ感はとても不快です。二日酔いになったときの胸焼けは、どのようなメカニズムによって起こるのでしょう。ドクター監修のもと、原因と対処法について説明します。

二日酔いによる胸焼けの原因と対処法について解説します。

二日酔いによる胸焼けの原因

二日酔いは、アルコールの大量摂取が原因です。通常、胃の内側は粘液で覆われており、胃粘膜はさまざまな刺激から胃を守っています。ところが、アルコールは分子が小さいため、胃粘液を通過し、胃に強い刺激を与えてしまうのです。

さらに、アルコールは胃粘膜を刺激し、胃酸の分泌を促進します。胃酸はpH1~2の強酸性なので、アルコールの刺激で弱った胃粘膜は、より胃酸の刺激を受けやすくなります。胃酸の分泌量が増えることで、胸やけがしたりすっぱいものが逆流したりする感じがします。

二日酔いによる胸焼けの対処法

二日酔いになると、食欲がないことがほとんどです。しかし、体内では肝臓がアルコールを分解中です。肝臓の機能を高めるために、ビタミンやミネラル、アミノ酸を多く含むものを摂取しましょう。

また、胃薬の服用もおすすめです。

粘膜保護薬

食道の粘膜をカバーし、逆流した胃液から食道を守ります。

制酸薬

胃で分泌された胃酸や食道に逆流した胃酸を中和します。食道の粘膜が傷つく程度を軽くし、症状を緩和させる働きがあります。

H2ブロッカー

胃の壁(へき)細胞には、H2受容体というヒスタミンと結合することによって胃酸を分泌させる部分があります。H2ブロッカーは、H2受容体とヒスタミンの結合を防ぎ、胃酸の分泌を抑制します。

プロトンポンプ阻害薬

壁細胞には、プロトンポンプという胃酸を分泌する部分もあります。このプロトンポンプの働きをにぶらせ、胃酸の分泌を抑えます。

副作用があることもあるので、持病がある方はあらかじめ確認しておきましょう。

二日酔いによる胸焼けの予防

二日酔いにならないためには、まず空腹時にお酒を飲まないことです。いっき飲みも避けてください。肝臓は、一時間あたり日本酒0.3合程度の処理能力しかありません。おつまみには、枝豆、豆腐、あさりの酒蒸しなど良質のタンパク質を選ぶようにします。そして、お酒とは別に、水分を補給すると、飲み過ぎを防ぎ、二日酔いになりづらくなります。また、嘔吐(おうと)した際は、アルコールとともに胃液も食道を通ります。この胃液で食道の粘液が溶けてしまい、一過性の逆流性食道炎が起きることがあります。この症状を軽くするには、水を飲んで粘膜に付着した消化液を洗い流すことが有効です。

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