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子供の胃食道逆流症の症状と治療法について

更新日:2016/12/15 公開日:2016/01/27

胸焼けの原因・症状

乳幼児や子供にも胸やけの症状が出ることをご存じでしたか。もっとも考えられる原因が「胃食道逆流症」です。今回は、乳幼児や子供がかかる胃食道逆流症の症状と原因、そして治療と予防方法についてドクター監修のもと説明します。

子供が発症するとされる「胃食道逆流症」について説明します。

胃食道逆流症について

胃食道逆流症は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流する病気です。よく耳にする「逆流性食道炎」も、胃食道逆流症の一種です。とくに幼児や子供の場合、咳が止まらずに吐いたり、吐きそうになるほど咳をしたりします。乳児の場合、咳でミルクを吐いてしまうということも起こります。

胃食道逆流症の症状・原因

胃食道逆流症の症状は、主に次のようなものです。

食道付近で起こる症状

  • 胸焼けがする
  • 胸に痛みがある
  • 胸につかえた感じや異物感がある
  • ゲップがよく出る

食道以外で起こる症状

  • のどのあたりに違和感がある
  • 喘息のように咳が止まらない
  • 胸のあたりが痛む
  • 声がかすれる
  • 虫歯ができる
  • 睡眠中、歯ぎしりをする
  • 睡眠時無呼吸症候群のような症状がある
  • 中耳炎を発症する

その他では、よく吐く、喘息のように咳が止まらない、風邪をひきやすい、胃液の逆流を防ぐ機能が未熟もしくは低下している、食道や胃のぜん動運動が低下している、なんらかの原因で胃液の分泌が増加している、原因のわからない発達障害が見られる、といった場合も、胃食道逆流症の可能性があります。咳止め薬などで一向に改善が見られないなら、耳鼻咽喉科や呼吸器の専門医に相談してみましょう。

胃食道逆流症の治療と予防

ミルクを飲んだことで症状が出てしまったと考えられる赤ちゃんは、必ず上半身を起こした状態でミルクを与えるようにします。

小児の場合、睡眠中に胃液の逆流が起こらないよう、頭を15cmくらい高くして横になるようにしましょう。炭酸飲料やチョコレートなどの刺激物は口にせず、眠る2~3時間前までに食事を済ませるようにします。なお、抗コリン作用のある薬を服用している場合は、医師と相談の上、中止した方がよいでしょう。あまりに症状がひどい場合は、胃と食道の間にある「噴門」という部分を形成する外科手術を行うこともあります。

体格が成人に近い子や大人は、薬の服用も効果的です。ヒスタミンの持つ胃酸を増やす効果を抑えるため、抗ヒスタミン作用のある「H2ブロッカー」や、水素イオンが胃液に浸出するのを抑える「プロトンポンプインヒビター」といった薬を用いて、胃酸の酸を抑えます。

この病気・症状の初診に向いている科 消化器科

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