スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

副流煙でも虫歯になる!?タバコと虫歯の関係

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/29

禁煙のよくある疑問

タバコを吸う人は、虫歯になりやすいという話は本当なのでしょうか。また、自分はタバコを吸わなくても、周囲の人が吸うことによって虫歯になることはあるのでしょうか。専門ドクター監修のもと、タバコと虫歯の関係について解説します。

タバコは体によくないと思っていても、なかなか禁煙できないものです。では、タバコが原因で、虫歯や歯周病になりやすいと知ったらどうでしょうか。また、本人は吸わなくても、副流煙によって家族など周囲の大切な人たちの歯の健康を阻害しているとしたら、本気でタバコをやめようと思うかもしれません。ここでは、タバコと歯の健康について解説します。

タバコを吸うと虫歯や歯周病になる?

タバコを吸うと、煙は口から体内に入っていきます。そのため、煙の入り口である歯や歯茎の健康に影響を与えます。具体的には、タバコを吸うとヤニが歯に付着し、口の中が不衛生になります。また、口の中が渇くため、虫歯の原因となる細菌が発生しやすい環境となります。さらに、細菌の動きが活発になるため、虫歯になりやすいと言えるでしょう。

歯周病は、歯を支える歯茎や歯槽骨が壊れていく病気です。歯周病を予防するためには、歯ブラシや歯間ブラシで歯垢や汚れを取り除く方法が有効ですが、タバコを吸うことによって以下のような問題が起こり、歯周病になることがわかっています。

(1)歯周病菌と戦う白血球の機能が低下する

(2)ニコチンによって、歯茎に酸素や栄養を供給する血管が収縮する

(3)線維芽細胞の働きが抑えられ、傷付いた歯茎の修復を遅らせる

(4)歯と歯茎の境目の酸素濃度が低下し、歯周病菌が繁殖しやすくなる

喫煙する人の歯肉は、一般的に血行が悪いといわれています。そのため、歯周病が進行しやすく、歯科医院で治療を受けても、タバコを吸っていない人に比べると治療効果が落ちるとされています。

受動喫煙でも虫歯になる?

受動喫煙とは、本人はタバコを吸わなくても、家族など周りにいる人がタバコを吸うことによって、タバコの煙を吸い込んでしまうこと状態のことです。

喫煙者が吐く煙には、ニコチンなどの有害物質が含まれているため、副流煙によってもこれらの有害物質は体内に吸収されてしまいます。その結果、喫煙者と同様に虫歯になるリスクが高まるという報告があります。

実際、家族に喫煙者がいる子供は、喫煙者がいない子供に比べると、3歳までに虫歯になるリスクが最大約2倍になるという研究結果もあるほどです。子供の虫歯を減らすためには、受動喫煙しない環境を作ることも大切だとわかります。

自分だけでなく、家族の歯の健康も維持するために、禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。

この病気・症状の初診に向いている科 呼吸器科