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歯が欠けた・折れた・抜けた!子供の歯のケガの対処・治療法

更新日:2017/03/10 公開日:2016/02/14

子供の歯の基礎知識

子供はころんだ拍子に歯が欠けたり、折れたり、抜けたりしてケガを起こします。今回はドクター監修のもとで、子供の歯のトラブル時にどのような対処をすればよいか、歯科医ではどのような治療が行われるのか紹介します。

赤ちゃんや子供が、歯をケガしたときの対処法や治療法を見ていきましょう。歯の状況によって適切な対処方法は変わってくるので、ケースごとに対応するように心がけてください。

年齢別にみるケガの要因

歯にケガを負う要因は、赤ちゃんや子供の年齢によっても変わってきます。そこでいくつかの年齢別に分けて、ケガを負ってしまう要因についてみていくこととします。

1歳~3歳は「不安定な歩行」など

赤ちゃんや行動が活発になってくると、歯が欠けたり、折れたりするようなケガをすることもあります。1~3歳頃はつたい歩きや一人歩きができるようになりますが、まだ歩行が不安定で、転びやすく乳歯のケガが増えやすい時期です。

幼少期の「浮き指」など

転倒をくりかえすお子さんの場合、足の生育に異常がある場合もあります。現在、3歳で7割近いお子さんに「浮き指」など何かしらの症状がみられるようです。浮き指とは足の指先が地面に触れない状態を言います。ぜひ、お子さんの足の状態も見直してみましょう。

小学生では「遊びによる事故」など

小学校に通う時期になると行動がより活発になりだします。遊具や高い場所からの転倒、友達とのふざけ合いによる事故などが増えます。それが永久歯のケガにつながりやすくなります。

歯にケガが起きた場合の対処・治療法

歯のケガの種類にはいくつかあります。たとえば歯が欠けたり、折れたりした場合や、グラグラしている場合、抜けてしまった場合などです。それぞれのケガの種類にあわせてどのように治療すべきかを解説します。

歯が欠けた・折れた場合

歯が破折した場合は、それが歯の中央にある歯髄(神経)にまで及んでいるかどうかで処置が変わります。

欠けた歯が少なく、歯髄に影響がない場合は欠けた歯を接着して治せます。もし欠けた歯が見つからなかったり、足りなかったりしても、歯と同じような色をしたプラスチックの充填剤で元の形に修復できます。

歯が大きく折れてしまい、折れた面にピンク色の歯髄が見えていたり、出血したりしている場合は処置方法が変わります。まず歯髄の一部を取り除いて薬剤を貼付してから、その後に歯の形を修復します。この場合、治療が早ければ早いほど成功率が高くなるので、できるだけ早く歯科医を受診することが大切です。

歯がグラグラしている場合

歯がグラついたり、位置がズレたりすることを歯の「脱臼」と言い、歯茎の中にめり込んだ状態を「埋入」と言います。乳歯の生え変わりの時期で乳歯の根が溶け、もともとグラついている状態であれば、ほとんどの場合は処置の必要性はありません。しかし、生え変わりまでに時間がかかる乳歯や永久歯の場合は処置が必要です。脱臼した歯をそのままの状態にして、できるだけ早く歯科医を受診しましょう。

歯科医では、歯を元の位置に戻してから、ワイヤーなどを使って、隣の歯に固定し、歯茎など、歯の根の組織が回復するのを待ちます。症状によって異なりますが、最低でも2週間から2か月前後は固定しておく必要があり、その間は、歯を安静にすることと、清潔に保つことが大切です。

歯が抜けてしまった場合

歯を強打すると、歯が完全に抜けてしまうことがありますが、抜けた歯の状況や治療開始までの時間によっては、元に戻せる(再植できる)可能性があります。再植するうえで重要なのは、「歯根膜」が生きているうちに、短時間で処置をすることです。歯根膜は、歯の根のまわりについている薄い膜で、抜けた歯と骨をつなぐ役割を果たします。

抜けた歯の根を清潔に保ち、乾燥させないように、歯牙保存液、牛乳か生理食塩水に浸した状態にして、早急に歯科医に持参しましょう。また、歯根膜はデリケートなので、土などがついていても抜けた歯の根にはできるだけ触れないことも大切です。

治療を受ける前のポイントとは?

歯が欠けたり折れたりした場合には治療が必要になります。その治療を受ける際のポイントをまとめておきます。

欠けた歯は乾燥させないように保管する

破折した歯の破片は、修復でもとに戻せる場合もあるので、見つけた場合は持参しましょう。持参する際は、乾燥しないように歯牙保存液、牛乳もしくは生理食塩水に浸して持っていきましょう。

なるべく早く治療を受けるようにする

ケガの種類などにもよりますが、歯にケガが生じたらなるべく早くに治療を受けるほうがいいでしょう。これによって歯を修復できる可能性が高まります。

歯にケガを負っても慌てずに対処しましょう

赤ちゃんや子供の歯にケガが生じたら、まずはどのような常態かを正しく判断する必要があります。また、なるべく早く小児歯科医を受診するようにして、治療を受けるほうがいいでしょう。もし、ケガをした歯が残っているのであれば、それを忘れないようにしてください。

この病気・症状の初診に向いている科 小児歯科

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