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赤ちゃんが歯磨きを始める時期と、虫歯を予防する方法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/23

年齢別子供のお口のケア・歯磨き

赤ちゃんの歯磨きは、「いつから始めたらよいか」「虫歯を予防するにはどうしたらよいか」など、悩むことが多いものです。今回は、赤ちゃんが歯磨きを始める時期や歯磨き粉の選び方、歯の磨き方についてドクター監修の記事で説明します。

赤ちゃんに歯が生えてくると、喜びと同時に虫歯の心配や歯磨きを始めるタイミングなどの疑問が生じると思います。赤ちゃんの0歳~歯の生え始めの時期のお口のケア方法や歯磨きを始めるタイミング、また、歯磨き方法について見ていきましょう。

赤ちゃんが虫歯にならないようにするには?

大切なわが子が虫歯にならないようにするためには、日頃のケアが大切です。まず、歯が生えていないときは哺乳瓶の使い方や歯磨きを始めたときに嫌がらないように慣れさせる準備が必要です。

哺乳瓶の使い方について

赤ちゃんに哺乳瓶を使用しているという人は、夜寝るときやお昼寝のときに、哺乳瓶をくわえさせたままにするのはやめましょう。就寝中は、唾液の分泌量が少なくなるので、乳歯が生えてから哺乳瓶を行うと、上の前歯が虫歯になる「哺乳瓶虫歯」になりやすいです。

乳歯が生え始めたときに、「哺乳瓶をくわえたままでないと眠れない」というような状態にならないために、今のうちから改善していきましょう。また、ミルク以外のスポーツドリンクやジュースを、哺乳瓶を使用して与えることはできるだけ控えましょう。

歯磨きの準備期間について

個人差はありますが、一般的に歯が生え始めるのは、生後6か月頃からです。このため、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、まだ歯が生えておらず、歯磨きをする必要もありません。しかし、口周りは敏感な場所なので、最初の1本が生えてきたときにいきなり歯磨きをすると、慣れていない赤ちゃんはビックリして嫌がることが多いものです。歯磨きの準備段階として、口の中を触られることに慣れさせるようにしましょう。

口の中を触ることに慣れさせよう

歯が生えていない赤ちゃんのお口のケアは、清潔なガーゼなどを使って、歯茎などを拭いてあげるのがよいでしょう。使い捨て歯磨きシートなども市販されているので、そういったものを使う方法もあります。大切なことは、赤ちゃんに「お口のケアは楽しい」と思ってもらうことです。まずは、機嫌のよい時間帯に、手足のマッサージをしたり、顔や唇に触れたりするなど、スキンシップから始めてみましょう。

また、顔や頭を拭くついでに口の中も拭いてみるというのもよいでしょう。ただしこのときも、まずは唇にやさしく触れるだけに留め、慣れて嫌がらなくなったら優しく口の中も拭いてみます。

歯磨きを始めるタイミングについて

赤ちゃんの歯磨きは、できるだけ早いうちから始めるとよいでしょう。乳歯が生え始める前から口の中を触られることに慣れさせ、上の前歯が生えてきたら早い段階から歯磨きを開始してみましょう。

赤ちゃんに歯が生えてきたら?

乳歯が生え始めたら、虫歯予防のために必ず歯磨きを行いましょう。歯ブラシを使うのが理想的ですが、慣れないうちは濡らした綿棒やガーゼなどで汚れを拭き取るだけで構いません。特に、赤ちゃんが眠っている間は、唾液の分泌が少なく、虫歯菌が活発に活動する時間ですので、夜寝る前やお昼寝の前には歯のケアをしてあげましょう。慣れてきたら、乳児用の歯ブラシで歯に軽く触れる練習を始めましょう。

赤ちゃんの歯磨きに歯磨き粉は必要?

歯磨き粉は、子供が口をゆすげないうちは、歯ブラシの毛先に、ゴマ1粒分つける程度で十分です。磨き終わったら、ガーゼなどでぬぐってあげてください。そして、口をゆすげるようになったら、3mmくらいの量に増やします。

使用する歯磨き粉は、「キシリトール」や「フッ素」入りのものがおすすめです。虫歯は虫歯菌がつくり出す酸によって歯が溶かされる病気ですが、キシリトールは虫歯菌が取り込んでも酸を出さないため、虫歯予防にはとてもよいとされています。また、キシリトールを取り込んだ後では、虫歯菌は他の糖を取り込んでも酸を出しにくいともいわれています。

また、フッ素は歯を強くするといわれている成分です。フッ素が歯のエナメル質から取り込まれると、歯の耐酸性が増すといわれています。フッ素入りの歯磨き粉を使用すると、歯が虫歯菌から出される酸に強くなるというわけです。

ただし、歯磨きのあとに口を何度もゆすいでしまうと、フッ素やキシリトールまで流されてしまいます。効果を得るためには、歯磨き後のうがいを1〜2回程度に留めておきましょう。歯磨き粉が少しくらい口の中に残っても、身体に問題はありません。

奥歯が生えてきたら寝かせ磨きを行いましょう

乳歯の奥歯が生えてきたら、正座したひざの上に頭を乗せて「寝かせ磨き」をするのがよいでしょう。寝かせ磨きなら、口の中がよく見渡せ、両手も使えます。歯磨きをしてあげるときの姿勢ですが、最初のうちは、おっぱいをあげるときと同じような「抱っこ磨き」でも構いません。赤ちゃんが無理な体勢にならず、親御さんが動きやすいような姿勢から始めてみましょう。

寝かせ磨きのポイントは以下になります。

・歯ブラシの毛先を歯の面に真っ直すぐ当て、小刻みに動かすようにして、歯を1本1本磨いていく。力を入れ過ぎないように注意することが大切。

・乳歯で虫歯になりやすいのは、上の前歯、奥歯、歯と歯の間、歯茎の境目。磨き残しがないように重点的に磨いていく。

・前歯を磨くときは、唇と歯茎をつなぐスジ(上唇小帯)を傷つけないように、人差し指で、上唇小帯をカバーしてあげる。

また、あまり時間をかけ過ぎると、赤ちゃんが飽きてきてしまう可能性があります。あまり時間をかけずに手早くていねいに磨き、終わったら赤ちゃんをほめてあげるようにしましょう。

3~6歳の歯磨き方法について

子供は3歳頃になると、上下20本の乳歯が生え揃います。この時期になったら、自分で歯を磨く練習をさせましょう。「自分磨き」をさせるのは、歯磨きの習慣や自発性を身につけさせるためです。

市販の子供用の歯ブラシには、大まかな対象年齢が記載されています。それを目安に、子供が使いやすいものを選んであげましょう。硬過ぎず柔らか過ぎず、適度なコシのあるものがよいでしょう。また、歯ブラシの交換の目安は、1か月に1回といわれていますが、小さいうちは、毛先を噛んだりすることも多く、すぐに傷んでしまいがちです。こまめにチェックし、傷んでいたら、すぐに新しいものに換えてあげてください。

どのようにして子供に歯を磨かせる?

下の歯から磨くと舌が刺激を受けよだれが溜まりやすくなり、子供は嫌がるので、上の歯から磨いていきましょう。

まず、左上の奥歯の頬側→上前歯の唇側→右上の頬側→右上の口蓋側→上前歯の裏→左上の口蓋側の順に磨きます。その後、 臼歯の噛む面上下左右四ヶ所の順に磨いていくように教えましょう。

自分磨きができるようになったとしても、まだまだこの時期の子供には1人で十分な歯磨きはできません。最後には必ず、親御さんがが「仕上げ磨き」をしてあげてください。仕上げ磨きは、寝かせ磨きをするのがよいでしょう。ただし、子供が嫌がるようなら、壁に背中がつくように立たせ、頭が動かないようにして磨く「立たせ磨き」をするという方法もあります。

歯が生えそろい始めた子供の虫歯予防

子供は3歳頃になるまでに、上下20本の乳歯が生えてきます。歯の本数が増えてくると、同時に虫歯になる可能性も高くなってきます。そのため、日々の虫歯予防がとても大切です。虫歯予防のためのお口ケアとしては、糖質のコントロールがあげられます。子供にジュースなどの甘い飲み物をダラダラと長時間飲ませたり、おやつを必要以上に食べさせたりするのはやめましょう。長時間口の中に糖質があると、虫歯ができやすくなります。時間を決めて食事やおやつをあげるようにしてください。

大切な子供が虫歯で痛い思いをしないように、親御さんがしっかりケアしてあげることが大切になります。

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