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子供の盲腸(急性虫垂炎)の症状と治療法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/24

盲腸の診断・治療法

盲は大人だけではなく、子供にも発症することがあります。ここでは、特に6歳以下の子供の盲腸の特徴や注意すべき症状、治療法についてドクター監修のもと解説していきます。

「盲腸」とは俗称で、正式には「急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん)」と呼ばれる病気です。子供の盲腸の症状と治療法について紹介します。

子供の盲腸の原因と特徴

盲腸は2、3歳の子供でも発症する可能性があり、発症原因はまだ解明されていません。6歳以下の小さな子供の初期症状には、おへそやみぞおちの辺りの痛みに加えて、機嫌が悪くなる、食欲の低下、嘔吐があげられます。時間が経ち虫垂の化膿がはじまると、発熱を伴い、痛む場所は右下腹部に移りますが、小さな子供では、元気がなくなったり、ぐずついたりするだけで、はっきりとした右下腹部痛にならないこともあります。

また、小さな子供の場合、重症化しやすい傾向がああります。6歳以下の子供の患者では、およそ50〜60%が虫垂に孔(あな)があく「穿孔(せんこう)性虫垂炎」まで進行するといわれています。なぜなら、子供はまだ虫垂の壁がうすく、炎症を防御する機能も未発達であり、大人よりも進行が早いためです。また、小さな子供は症状をうまく伝えることができず、発見や診断が難しくなる事態が起こりえます。

普段と違い、高熱が出たり、お腹がはっていたり、お腹を触るだけで痛がる、といった症状が出ている場合は虫垂に穴があいている可能性があります。

子供の盲腸の治療法

状態によっては抗生物質による治療を行うこともありますが、主に行われるのは手術による虫垂の切除です。炎症が軽い段階なら、手術は1~2時間で終わります。入院も1週間程度でしょう。ただし、重症化していた場合、手術時間・入院期間はこれよりも長くなります。

子供にこんな症状が出たら要注意

通常の腹痛に加えて、以下の症状がある場合は、盲腸を発症している可能性があります。

  1. 上腹部の痛みに加え、吐き気もある
  2. 3時間以上、腹痛が続く
  3. 前かがみの姿勢で、右下腹部をおさえるようにして歩く
  4. 仰向けになりづらく、背中を丸めながら横向きで寝ている
  5. 右足を使って軽くジャンプしただけで、右下腹部が痛む

これらの症状がある時期は、発熱に加えて、右下腹部を押すだけで強い痛みを訴えることが多いです。

また、腹痛があると、ついお腹を温めてあげたくなりますが、盲腸の場合、お腹を温めてもあまり効果はありません。炎症が進んでいることもあるため、早めに病院へ連れて行きましょう。また、時間経過とともに症状が悪化することもありますので、腹痛の状態の変化を観察することも大切です。

この病気・症状の初診に向いている科 消化器科

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