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尿が白いのは食事のせい?尿の濁りの原因はなに?

更新日:2018/06/15 公開日:2016/03/11

尿の色・濁り

尿が白く濁っていたり、何か浮遊物が混ざっていたりなど、尿が濁る原因には心配ないものと治療が必要なものと2通りがあります。尿が濁る原因について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

気になる尿の濁りについて、原因を治療が必要かどうかを含めて解説します。

心配ないケースと病気が関係しているケースがある

健康な人の尿は、多くの場合、透明な淡黄色をしています。濁る場合にはなんらかの原因があります。

濁りの原因はおもに、尿中でのシュウ酸カルシウムの結晶化、血尿、細菌などによる尿路感染の3つです。さらに、女性の場合はおりものが混ざることで濁る場合があります。

尿の濁りには、心配ないケースと病気によるケースがあるので見極めが必要です。シュウ酸カルシウムの結晶化とおりものによるものは心配のないケースがほとんどですが、細菌によるものや血尿については治療が必要となる場合があります。

尿の濁りが続く場合や、痛みや発熱など他の症状をともなう場合は、炎症や細菌感染などの疑いがあるため注意が必要です。

原因(1)食事によるもの

尿は、食事内容によって濁ることがあります。

ほうれん草、ココア、煎茶、バナナなどに多く含まれるシュウ酸と、肉などに含まれる動物性タンパク質をとりすぎると、尿の中にシュウ酸カルシウムという結晶ができます。その結晶によって、尿が濁って見えるようになります。

摂取量が適量であれば、シュウ酸は腸でカルシウムと結合し、便と一緒に排出されますが、シュウ酸の摂取量が多すぎると尿中に現れるようになります。シュウ酸が尿の中でカルシウムと結びつくと、シュウ酸カルシウム結晶となり、尿路結石の原因になります。また、腸の中でシュウ酸と結びつくためのカルシウムが不足していることもシュウ酸が尿中に現れる原因のひとつです。

これら、食事内容が原因の尿の濁りは、一時的なものであれば心配ありません。しかし、シュウ酸の過剰摂取やカルシウム不足が続くと尿路結石ができやすくなるので注意が必要です。

原因(2)血尿によるもの

血尿には、見た目に赤く見える血尿と、見た目は赤く見えなくても顕微鏡で見ると確認できる血尿の2つがあります。

血尿の原因は、腎臓の病気による出血もあれば、シュウ酸カルシウム結石や尿酸結石などが尿路を傷つけた場合もあり、さまざまなものがあります。

また、血尿は検査でも原因がわからない場合があります。これを特発性血尿と言います。ほとんどの場合は治療を必要としませんが、将来的になんらかの病気が見つかる可能性もあるため、定期的な検査を続けることが大切です。

原因(3)病気によるもの

膀胱炎や腎盂腎炎(じんうじんえん)、尿道炎、前立腺炎などの尿路感染症や性感染症などにかかると炎症によって血液や膿、細菌が尿に混ざることで尿が濁る場合があります。

膀胱炎は、膀胱内に細菌が入り込み、炎症を起こします。炎症による出血で血尿が出たり、尿中に白血球が混入することで尿が濁ることがあります。圧倒的に女性に多いのも特徴です。

腎盂腎炎は、腎盂や腎臓が細菌に感染して炎症が起きます。炎症によって、白血球や細菌が尿中に混ざると尿が濁ります。

性感染症は、性行為によって淋菌やクラミジア菌などの細菌に感染して起ります。症状は、感染した菌によって異なります。淋菌に感染した場合は、女性は緑黄色いおりものや膿が、男性は黄色の膿や血が尿に混ざって濁ります。クラミジア菌の場合は、女性は白っぽいおりものや下腹部の違和感、男性は淡黄色や白色の膿が出るなどの症状が現れますが、個人差があり症状が軽い場合や全く気づかない場合もあります。

尿道炎は、性行為や不衛生な手で触るなどで、クラミジア、淋菌、大腸菌、緑膿菌、腸球菌などの細菌に感染することで尿道に炎症が起こります。男性に多いことが特徴です。

前立腺炎は、尿道から入り込んだ大腸菌やブドウ球菌によって前立腺が炎症を起こす病気です。進行すると強い排尿痛とともに膿が混ざった尿が出るようになります。

原因(4)おりものによるもの

女性の場合、尿におりものが混ざると濁って見えることがあります。性器にかゆみや痛みなどの異常がなく、生理ではないときに粘り気のある浮遊物のようなものが混ざっているときは、おりものだと考えてよいでしょう。また、生理中やその前後は、血液が混ざり込む場合があるので、尿が濁ることがあります。

尿の濁りの原因はさまざまです。心配ないものもありますが、尿の濁りを感じた場合は、食生活の見直しや医療機関での検査をおすすめします。

尿が泡立つ場合については『尿が泡立つのは異常?病気の可能性が考えられる尿の泡立ち方って?』を、尿のにおいが気になる場合については『尿からにおいがするのは、何かのサイン!?』をご覧ください。

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