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ヒステリー球が原因!?喉に異物感がある場合は?

更新日:2018/06/25 公開日:2016/02/29

喉にまつわるさまざまな症状

喉に異物感があるけれど、特に異常が見当たらないような場合は、「ヒステリー球」が原因かもしれません。今回は、ヒステリー球がどんな症状をもたらすのか、また、その原因についてお話していきます。

喉の異物感の原因になる「ヒステリー球」について見ていきましょう。

喉の異物感とはどんなもの?

「喉の異物感」といわれても、どんな症状のことを指すのか、ピンと来ない人もいるかもしれません。具体的には、「喉の奥に何か詰まっているような感じ」や「喉に何かがひっかかっている感じ」など、喉の違和感、つかえ感のことを言います。

ヒステリー球が原因かも!?

喉に異物感がある原因には、実際に何かが詰まっている他に、喉の炎症、声帯ポリープや悪性腫瘍、甲状腺疾患などの病気が考えられます。でも、耳鼻咽喉科などで診てもらっても、特に異常が見当たらなかった場合は、「ヒステリー球」の可能性が考えられます。

ヒステリー球とは、喉になにも異常がないにもかかわらず、喉に不快な症状が出る状態のことで、「咽喉頭異常感症」とも呼ばれています。漢方医学では梅核気(ばいかくき)と呼ばれています。緊張するときにできる咳もこれにあたるとされており、ヒステリー球は多くの場合で、「自律神経」の乱れが関係しているといわれています。

ヒステリー球と自律神経の関係

自律神経とは、刺激や情報に応じて、体の機能を自動的にコントロールしている神経のことです。呼吸や脈拍、血圧、体温、発汗、排尿、排便などは、自律神経によって調節されています。

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経は、活動的なときや緊張しているとき優位に作用し、鼓動を早くしたり、血圧を上昇させたりするなど、体のエネルギーを消耗状態にする神経です。一方、副交感神経は、リラックスしているときや睡眠時に優位に作用し、鼓動をゆっくりにしたり、血圧を下げたりするなど、体のエネルギーを保存・回復させる神経です。

この2つの神経は、バランスよく作用することで、体の恒常性を保ち、健康を維持しているので、なんらかの理由で、そのバランスが乱れると、さまざまな不調が現れるのです。

ヒステリー球の場合は、交感神経の働きが活発になり過ぎたために、喉が狭くなって喉の内面同士がふれあい、何かが詰まっているような感じがすると考えられています。また、自律神経が乱れることで、喉の神経が誤作動を起こしている可能性もあります。

自律神経が乱れる原因と症状が起きたときの治療法

自律神経が乱れる原因には、さまざまなものがありますが、ストレスもそのひとつです。というのも、ストレスを感じているときは、交感神経が優位に働くので、常にストレスを抱えていると、交感神経ばかりが刺激されてしまうからです。

このため、喉の異物感を気にし過ぎると、それがストレスになって、余計に症状が悪化するという悪循環に陥ることもあります。

ヒステリー球の治療としては、抗不安薬や漢方薬の半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、柴朴湯(さいぼくとう)が用いられます。

ヒステリー球は喉の異物感で考えられる原因のひとつであり、ヒステリー球と同じような症状の病気は数多く存在します。ですから、自己判断に頼らず、医療機関できちんと原因を見極めてもらい、適切な治療を受けるようにしましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 耳鼻咽喉科

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