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喉や口の中が苦い!これってなにが原因?

更新日:2018/06/13 公開日:2016/02/29

喉にまつわるさまざまな症状

これといって苦いものを食べたわけでもないのに、喉や口の中に苦味を感じることがありますが、そんなときは、一体、何が原因なのでしょうか。今回は、喉や口の中に苦味を感じる原因をご紹介していきます。

喉や口の中に苦味を感じる原因を見ていきましょう。

胆汁の逆流

喉や口の中に苦味を感じるとき、考えられる原因のひとつは、「胆汁(たんじゅう)」の逆流です。胆汁は、脂肪を消化するために必要な消化液で、肝臓で生成されて一時的に胆嚢(たんのう)に貯蔵されたあと、十二指腸に辿り着いた食べ物に注がれます。

この胆汁が逆流すると、胃が荒れて胃炎になりますが、さらに食道にも逆流し、喉もとまで上がってくると、苦味を感じることがあるのです。

胆汁が逆流する原因は、加齢によって食道の筋肉の締まりが弱くなる、太り過ぎで腹部が圧迫される、姿勢が悪い、食生活の乱れで胃酸が多いなどです。

胃酸の逆流

喉や口の苦味は、「逆流性食道炎」によっても起こります。逆流性食道炎とは、強い酸性の胃液が食道に逆流したために、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。この場合も、やはり胃液が喉もとまで上がってくると、口の中が苦く感じることがあります。

逆流性食道炎になると、苦味以外にも、胸焼けや呑酸(どんさん:すっぱい液体が口に上がってくる)、頻繁にゲップが出る、胸の痛み、咳、喉の違和感、声が枯れるなど症状が現れることがあります。

逆流性食道炎の原因も、加齢や肥満、姿勢が悪い、食生活の乱れなどです。

逆流性食道炎の対策については『逆流性食道炎を引き起こす食事』『食後の胸焼け』をご覧ください。

亜鉛不足による味覚障害

亜鉛不足による味覚障害で、口の中に苦味を感じるケースもあります。「亜鉛」は、体内に存在する多くの酵素の構成成分になるミネラルで、細胞の形成や新陳代謝を促す働きがあります。

味を感知するのは、舌の表面に分布する「味蕾(みらい)」です。味蕾は、味を感じる細胞の集合体で、この細胞は、とても短いサイクルで、次々に新陳代謝をくり返しています。亜鉛は、味蕾の細胞の形成にも関わっているため、亜鉛が不足すると、新しい味蕾を作りだすことができなくなり、味覚障害が起きて、苦味を感じることがあるのです。

味覚障害については『家庭の医学 味覚障害』にリストアップされている記事をご覧ください。

その他、口が苦くなる原因は?

舌苔

舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」は、舌の表面の角質が伸び、その隙間に細菌や食べカスなどが溜まったものです。舌苔に発生した細菌は、口臭の原因になるガスを作り出しますが、このガスが唾液に溶けこむと、苦味を感じます。

舌苔の掃除については『口腔ケアにおける舌苔掃除の目的と効果』をご覧ください。

口の渇き

口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなって、苦味を感じるようになります。さらに、口臭も発生しやすくなります。

口が渇く原因については『やたらと喉が渇く!その原因とは』をご覧ください。

ストレス

ストレスが溜まると、唾液の分泌が低下して、口の中が渇いたり、舌苔ができやすくなったりします。またストレスは、胃腸の働きを乱し、胆汁や胃酸の逆流させる原因にもなります。

目薬

目薬が涙の通り道を伝って口の中に流れ込むと、苦味を感じることがあります。

薬の副作用

薬の中には、「口の苦味」という副作用を持つものがあります。

タバコ

タバコを吸うと、味覚が障害され苦味を感じたり、口や喉が渇いて苦味や口臭を発生させやすくなります。

もちろん、これらのほかにも、この症状をともなう病気は数多く存在します。ここで紹介しているのは、その一部分に過ぎません。ですから、自己判断に頼らず、異変を感じたらただちに医療機関を受診しましょう。

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