スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

喉の奥に血豆ができる原因は?

更新日:2018/12/13 公開日:2016/02/29

喉にまつわるさまざまな症状

喉に違和感があり、鏡でよく見てみると、血豆ができているということがありますが、喉に血豆ができる原因は、何なのでしょうか。今回は、その原因として考えられることをご紹介していきます。

喉に血豆ができているとき、どんな原因が考えられるのかを見ていきましょう。

血腫

喉に血豆ができているときは、「血腫(けっしゅ)」の可能性が高いと言えます。血腫とは、内出血で組織内に血液がたまり、コブのように腫れ上がった状態のことです。

熱いもので火傷をしたり、硬い食べ物の破片が当たったり、喉を酷使したりすると、口蓋垂(のどちんこ)や軟口蓋(上顎の奥のほう)に血腫ができることがあります。また、口の中を噛んでしまったり、歯ブラシで突いてしまったりして、頬の裏側や硬口蓋(上顎の前の方)、歯茎、舌にできることもあります。

このように、口の中の血腫は、物理的刺激や温熱刺激が原因でできることが多いようです。また、口内炎から血腫になるケースもあります。しかし、こうした血腫は、基本的に良性のもので、痛みがしばらく続くものの、放っておけば自然に治ります。

「特発性血小板減少性紫斑病」「再生不良性貧血」でも血腫ができる!?

ただし、口の中を火傷したり、ぶつけたり、噛んだりしたわけでもないのに、血豆ができている場合や、同じ所に何度も血豆ができてしまうという場合は、なんらかの病気の可能性も考えられます。とくに、「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」や「再生不良性貧血」など、血液の病気で、口の中に血豆ができるということがあります。

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

特発性血小板減少性紫斑病とは、免疫の異常によって血液中の血小板が減り、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなったりする病気です。この病気は、厚生労働省から難病(特定疾患)に指定されています。

特発性血小板減少性紫斑病の主な症状は、皮膚の紫斑(あざ)・ソバカスのような点状出血、口腔粘膜・歯茎の出血、鼻血、便や尿に血が混じる、月経過多などです。「急性型(発症から6か月未満)」と「慢性型(発症から6か月以上)」があり、急性型は子供に、慢性型は大人に見られるケースが多いとされています。

再生不良性貧血

再生不良性貧血とは、骨髄の中にあり、血液をつくるもとになる「造血幹細胞」という細胞が減少してしまい、血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する病気です。この病気も、難病(特定疾患)に指定されています。

再生不良性貧血だと、貧血の症状が現れるだけでなく、血小板が少ないことで、鼻や歯茎から出血したり、内出血によって皮膚に紫斑ができやすかったりします。

特発性血小板減少性紫斑病の年間の発症率は、10万人に約2人、再生不良性貧血は100万人に約8人とされており、非常に珍しい病気なので、無闇に恐れる必要はありません。しかし、いつまでも血豆が治らなかったり、何度も再発したりするようなら、医師に相談するようにしましょう。

もちろん、これらのほかにも、この症状をともなう病気は数多く存在します。ここで紹介しているのは、その一部分に過ぎません。ですから、自己判断に頼らず、異変を感じたら医療機関を受診しましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 耳鼻咽喉科