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歯間ブラシの使用による効果と注意点

更新日:2017/08/23 公開日:2016/02/29

歯間ブラシ

歯間ブラシは、どのようにして使用するのが効果的なのでしょうか。また、適切な使用でどのような効果が期待できるのでしょうか。ここではドクター監修のもと、歯間ブラシの使用がどのような効果や影響をもたらすかについて解説します。

歯間ブラシを使用することでどのような効果が期待できるのか、また、使用方法を誤った場合どのようなトラブルが起こりうるのかといった点について解説します。

歯と歯の間に溜まるプラークを除去する歯間ブラシ

歯間ブラシは歯周病の治療器具として開発されたもので、歯周病や加齢によって歯茎が下がり、歯と歯の間にすき間ができている場合に使用することで効果を発揮します。

歯と歯の間にすき間が空いていると、そこにプラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。プラークとは細菌のかたまりで、このプラークを放置しておくと歯茎が炎症を起こし、膿が溜まったり出血が起こりやすくなります。さらに悪化すると歯を支える骨である歯槽骨(しそうこつ)が侵され、歯が抜け落ちてしまうこともあります。プラークを取り除くためには毎日の歯磨きが重要ですが、それだけでは十分に汚れが取り除けないため、歯間ブラシやデンタルフロスの使用が有効となってきます。正しく歯間ブラシを使用することで、歯間のプラークは8割~9割除去できるといわれています。

歯周病の治療における歯間ブラシ

歯科医院では歯周病の治療のために歯間ブラシによるケアが勧められます。歯肉の腫れ具合や骨の欠損状況から適切なサイズの歯間ブラシを使用することで、歯肉の腫れがプラークの除去によって減少。健康な歯茎へと変化していきます。適切に使用すればおよそ2~3週間で効果が現れます。

また、過去に歯周病になったことがある方にも歯間ブラシはおすすめです。一度歯周病になり、歯茎が下がったり、歯を支える骨が溶けたりといった症状が出たことのある方は、歯周病の進行が止まっても、健康な歯周組織の方と比べ清掃が難しくなっています。せっかく治った歯周組織の維持のため、また、再発予防のためにも歯間ブラシでのケアが大切になります。

その他の歯間ブラシの使用が有効な場合

固定性のブリッジ(欠損した歯の両側の歯を削り、橋を架けたもの)では、歯間ブラシを使用したほうが効果的なものがあります。また、インプラントの連結冠(2本以上がつながって入っている場合)、デンタルフロスが入らない固定された歯間部の清掃に効果的です。

歯間ブラシを使用する際の注意点

歯間ブラシは、歯や歯茎の状態、使用する歯の位置などによって適切なものが変わってきます。適切なサイズや形状の歯間ブラシを使用しなければ、かえって歯のすき間を拡げてしまったり、歯を傷つけてしまいます。歯間ブラシを使用する際は、一度かかりつけの歯科医院を受診して歯や歯茎の状態を診てもらい、適切な歯間ブラシを選んでもらいましょう。歯周病治療で歯間ブラシを使用する場合は、歯茎が次第に治り、形や状態が変わっていきますので、必ず歯科医師、歯科衛生士の指示に合わせた通院が必要です。通院時に歯茎の状態を診てもらい、適切な歯間ブラシをその都度処方してもらいましょう。

健康な歯茎の場合は逆効果になることも

一番小さい歯間ブラシでも入らない、もしくは入りづらいような、歯と歯の間にすき間のない健康な歯茎では、歯間ブラシは逆効果になってしまうことがあります。きつくて入りにくい歯と歯の間にブラシを無理矢理入れると、最初は痛くて血が出ますがそのうち入りやすくなってきます。これは健康な歯間乳頭を歯間ブラシが傷つけた状態です。歯間乳頭が無くなると歯と歯の間にすき間ができて食べかすやプラークが残りやすくなり、虫歯や歯周病の悪化につながります。長期に使用を続けるとすき間はさらに大きくなり、歯根が削れて細くなったり、歯が動いてかみ合わせまで変わってしまうこともあります。また、詰めもの、被せものが外れたり壊れたりする可能性もあります。歯と歯の間にすき間がない場合は、歯間ブラシは使わず、デンタルフロスを使用するようにしましょう。食べかすをとるための爪楊枝代わりにしたりといった安易な使い方は避けてください。

歯間ブラシは使い方を誤ると思わぬトラブルにつながります。歯間ブラシを使用する際は歯科医師に相談し、歯科衛生士の指導を受け正しく使用することをおすすめします。

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