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市販のホワイトニング歯磨き粉の使い過ぎは注意!歯科施術によるホワイトニングとの違い

更新日:2017/08/02 公開日:2016/03/09

歯磨き粉の基礎知識

「ホワイトニング用歯磨き粉」を使えば、真っ白に輝く歯になれると想像する方も多いのでは?ここではドクター監修の記事で、市販のホワイトニング用歯磨き粉の特徴と、歯科の施術によるホワイトニングとの違いについて解説します。

市販のホワイトニング用歯磨き粉を使えば、真っ白な歯になると思いがちですが、歯科で施術を受けるホワイトニングとは異なるため、きちんと理解しておきましょう。

ホワイトニング用歯磨き粉とは

ホワイトニングとうたっている市販の歯磨き粉には、歯を白くする成分は含まれていません。海外の歯磨き粉には、歯科で施術するホワイトニング剤の配合が認められていますが、国内ではまだ認められていないというのが実情です。市販のホワイトニング用歯磨き粉を使うことで歯が白くなると感じるのは、歯の表面についた色素を化学的に分解し漂白するためです。

市販のホワイトニング歯磨き粉で歯は白くなる?

本来の歯のホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素という漂白効果のある成分が入ったホワイトニング剤を塗布し、歯の表面に付着した着色物質などを取り除いていくものです。ただし、着色物質を取り除いただけでは歯は白くなりません。なぜなら、歯の色はエナメル質の内側にあるやや黄色みを帯びた象牙質が透けて見えていることで決定されるからです。そのため、ホワイトニングは、エナメル質の表面に作用をおよぼして光の乱反射を起こさせ、この象牙質が透けて見えるのをカバーすることで歯を白く見せる仕組みとなっています。

アメリカで売られている歯磨き粉の中にはホワイトニング剤と同じ成分が入ったものもありますが、日本では、過酸化水素や過酸化尿素が入ったものは販売が認められていません。最近では、ネット通販などでアメリカをはじめとした海外物品の購入が簡単にできるようになりましたが、日本人の体質に合うとは限りません。場合によっては口唇や口の中の粘膜が荒れてしまうトラブルも起こるので、使用には注意が必要です。

では、ホワイトニング歯磨き粉とはどのようなものなのでしょうか。市販のホワイトニング用歯磨き粉には色素を分解する成分と研磨剤が含まれており、これによって歯のステインや着色が落ちて白くなったと感じます。しかし、歯そのものを白くしているわけではないので、実際に真っ白になることはありません。これはホワイトニング用歯磨き粉の使用頻度を増やしても同じです。むしろ、毎日使い続けることで歯を必要以上に研磨してしまい、歯の表面にできた小さくて細かい傷によって今まで以上に着色しやすい状態になったり、歯がしみやすくなる「知覚の過敏症」のきっかけになることがあります。

歯科で行われるホワイトニングとの違い

市販のホワイトニング用歯磨き粉と歯科で施術するホワイトニングはまったくの別物と言っても過言ではありません。歯科で受けるホワイトニングは、高濃度過酸化水素などの取り扱いに資格が必要な強い薬剤とレーザー光を使って、歯の色素を分子レベルで分解するものです。年齢を重ねると共に黄ばみが強くなる、歯の「着色有機物」を分解して歯を白くするのです。同じホワイトニングでも、下記の2つのパターンがあります。

  • 歯の着色を科学的に分解して白くする
  • 歯の汚れが取れて白く見える

市販のホワイトニング用歯磨き粉は、歯そのものを真っ白にすることはできません。しかし、歯科で受けるホワイトニングとの違いを理解した上で、着色が気になるときに「汚れを落として自然な白さにする」ためには効果的だと言えるでしょう。

市販のホワイトニング歯磨き粉の賢い使い方

最近は、市販のホワイトニング歯磨き粉のなかにも研磨剤の効果ではなく、科学的に色素を分解する成分を配合したものが登場しています。

このような効果の高いホワイトニング歯磨き粉は、タバコを吸う人やコーヒーをよく飲む人などが歯の表面に付いた着色汚れを除去するのに役立ちます。毎日使用するのではなく週1~2回の使用をすすめているメーカーもありますので、使用の際には使用法と注意事項をしっかり守りましょう。

市販のホワイトニング歯磨き粉では着色汚れしか取り除くことができませんが、着色によって歯が黄ばんでいる方には、ある程度の効果が見込めます。自分の歯がどのような原因でくすんでいるのかを把握したうえで、上手に取り入れてみてください。

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