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ロタウイルス感染症の予防接種(ロタウイルスワクチン)

更新日:2018/05/29 公開日:2016/03/25

任意接種の予防接種

感染力の大変強いロタウイルスは、ロタウイルスワクチンの接種で予防できます。接種できる時期が短いので注意しましょう。こちらのページでは、ロタウイルスの予防接種スケジュールや副作用などをドクター監修のもと解説します。

ロタウイルスの予防接種の時期や、副作用についてご紹介します。

ロタウイルス感染症ってどんな病気?

ロタウイルスが原因となる胃腸炎のことで、乳幼児期(0~6歳ごろ)にかかりやすい病気です。水のような下痢を繰り返し、嘔吐をともなうので、嘔吐下痢症とも呼ばれます。脱水症状を起こしやすいので注意しましょう。水を飲んでも吐くほどひどい場合は、入院して点滴をすることもあります。

感染力が強いウイルスであるため、乳幼児が集まる保育園などでは、一度患者が出ると非常に高い確率で蔓延。合併症として、けいれん、脳炎、心筋炎を引き起こすこともあります。

ロタウイルスの予防接種は任意接種

予防接種には、国が推奨する「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。ロタウイルスの予防接種は「任意接種」になっています。

任意接種と定期接種の違い

任意接種は、保護者の希望に応じて個別で接種する予防接種のことです。健康保険が適用されず、原則としては全額自己負担での接種となります。ただし、自治体によっては助成金が出る予防接種もあります。任意接種に対し、国が一定年齢になったら摂取するよう努力することを求めているのが、定期接種です。定期接種はほとんどの地域で無料で受けられます。

任意接種だからといって、重要度が低いわけではありません。任意接種の予防接種についても、かかりつけ医と相談して受けるか判断しましょう。なお、任意接種と定期接種の予防接種の種類については『予防接種の「定期接種」と「任意接種」の違い』をご覧ください。

ロタウイルス感染症予防接種の接種スケジュール

現在、ロタウイルスの予防ワクチンは2種類あり、それぞれ価格と接種回数が異なります。

どちらも接種できる時期が大変短いため、1回目の接種は生後15週(およそ生後3か月中)までに済ませましょう。

ロタリックス

生後6週目から接種可能です。1回目から4週以上の間をあけて、計2回接種します。

生後24週未満までに2回目の接種を終えるようにします。

ロタテック

生後6週目から接種可能です。接種回数は計3回。各回4週以上の間をあけて接種します。

生後32週未満までに接種を終えるようにします。

ロタウイルス予防接種で起こりうる副作用・注意点

まれに、下痢、鼻水、発熱などの副作用が現れる場合がありますが、たいていの場合は数日でおさまります。

過去には、腸の一部が重なり合う、腸重積(ちょうじゅうせき)を引き起こす副作用が問題視されたことがありました。ただし、これは初代のワクチン「ロタシールド」を接種した場合のこと。ロタリックスとロタテックに関しては、今のところ問題なく使用されています。

ロタウイルスの予防接種の受け方・スケジュール立てのポイント

ロタウイルスワクチンは生ワクチンです。そのため、1回目の接種から次回の接種まで、4週以上あけなくてはいけません。0歳の赤ちゃんは、ヒブや肺炎球菌、四種混合など、他にも受けたい予防接種が多数。ロタウイルスの予防接種と他の予防接種を同時に行うと、スケジュールに余裕ができます。同時接種の組み合わせについては、かかりつけ医に相談すると安心です。

なお、予防接種の同時接種については『2つ以上の予防接種を同時に受ける「同時接種」のメリット』で詳しく解説しています。

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