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会社で受ける「健康診断」はどのようなもの?

更新日:2018/05/30 公開日:2016/03/25

検診・健診の基礎知識

1年に一度行われる会社の健康診断。この健康診断は労働安全衛生法で定められたものです。ここでは、ドクター監修のもと、会社の健康診断を受ける必要性や、健康診断でどのようなことがわかるのかを詳しく解説していきます。

年に一度、会社で受ける健康診断について解説します。

会社の健康診断の必要性

対象者

職場で行われる年に一度の健康診断は、労働安全衛生法によって定められたものです。会社は、従業員に対して健康診断を実施することが義務づけられています。この健康診断は、社員だけでなく、雇用条件によってはパートやアルバイトの方にも実施されます。

受診結果を報告する義務がある

会社で行われた健康診断を受けた従業員は、その結果を会社に報告しなければなりません。雇用主は、社員の健康状態を把握し、仕事の継続が可能かどうかを判断する義務があります。ただし、必ずしも会社が指定する医師である必要はなく、別の医師による健診でも構いません。

また、健康診断後に異常の所見があると診断された労働者がいる場合、雇用主は措置に関する意見を3か月以内に、医師または歯科医師を聴かなければなりません。

会社側が健康診断を実施しない、または実施しても従業員が受診をしない場合、会社側は50万円以下の罰金を支払うという罰則があります。会社によっては、健康診断を拒否する社員に減給処置を設けている所もあります。

会社の健康診断で行われる検査項目

定期健康診断項目は以下のとおりになります。

※医師の判断により項目が省略されることもあります。

  • 既往歴(病歴)や業務歴の問診
  • 自覚症状や他覚症状の有無
  • 身長・体重・視力・聴力の測定(身長と体重の割合を計算することにより肥満度がわかります)
  •   
  • 腹囲の測定
  • 胸部X線検査やたんを調べる検査(肺や心臓・大動脈などの病気を調べます)
  • 血圧の測定(心臓や脳の重篤な病気の原因となる高血圧を発見します)
  • 貧血の検査(血液検査によってヘモグロビンを調べ、貧血を発見します))
  • 肝機能の検査(血液検査によって肝機能を調べます)
  • 血中脂質の検査(脂質異常症を発見します)
  • 血糖の検査(糖尿病を発見します)
  • 尿検査(腎臓の障害、糖尿病を発見します)
  • 心電図検査(不整脈をはじめ心臓のトラブルを発見します)

2008年4月より、メタボリックシンドロームに特化した特定健康診査が全国に導入されています。40歳以上75歳未満、公的医療保険の加入者という条件を満たす方を対象としたものですが、この特定健康診査の項目は会社で行われる健康診断の項目に含まれています。そのため、会社の健康診断を受ければ、特定健康診査を受けたことになります。

オプションで受けられる検査もある

年齢が35歳以上の方は胃部エックス線検査がプラスされることもあります。また、女性の場合、オプションで乳房検査や子宮検査が受けられる場合があります。会社で行う健康診断の費用は会社負担となりますが、オプションの検査を増やすと料金が加算されるため、自己負担額が発生する場合があります。

健康診断はいつ受けるもの?

学校や会社で受診する場合、年に1回が義務づけられていますが、業務内容によっては半年に1回必要です。実施の時期は会社により異なります。雇用時にも健康診断が義務付けられていて、海外に6か月以上社員を派遣する場合は、出国の前と帰国後に実施しなければならないことになっています。

費用負担はだれがする?

通常の定期健康診断にかかる費用は、会社負担となります。これは、生活習慣病予防検診を定期健康診断の代わりとした場合にも適用されます。しかし、がん検診などを単独で受けた場合には、検査費用が社員負担となることもあるようです。

健康診断にかかる費用負担に関する詳しいルールについては、それぞれの企業の担当者に確認することをおすすめします。