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「生きる力」を育む離乳食が必要な理由と進め方について

更新日:2016/12/15 公開日:2016/03/30

離乳食

食べ物をかんで飲みこむ機能が未発達の赤ちゃんが、大人と同じように食事をするための練習の最初の一歩となるのが離乳食。管理栄養士監修の記事で、離乳食の目的や月齢ごとの進め方とそれにともなう変化、ポイントについて説明します。

離乳食の目的や、時期、進め方についてまとめて解説しています。

離乳食は「食べる力=生きる力」を育む食事

母乳または育児用ミルクから幼児食へと移行する過程を離乳と言います。母乳やミルクを吸うことから、食物をかみつぶして飲みこむようになります。月齢とともに歯が生え、食べることにもなれてくると咀嚼力もつくので、摂取する量や種類が多くなります。段階を踏んで、さまざまな食材から栄養を摂取できるようになるための練習が離乳食です。赤ちゃんの「食べる力」を育み、将来の食習慣の基礎を形成します。

離乳食が必要な5つの理由

離乳食の必要性には、子供の成長にとって大切な次の5つの理由があります。

(1)栄養補給

乳幼児から幼児になるにつれて、母乳やミルクだけでは補えない栄養を摂取する必要が出てきます。

(2)摂取機能の発達

多彩な食物から栄養を取るために、噛んで食べる練習が必要になります。噛む動作は、栄養補給だけではなく言葉を発する準備段階でもあります。また、噛むことにより、脳細胞が刺激され脳の発達を促します。噛む力は、体の力を出す際にも重要になります。

(3)消化機能の発達

食べることによって唾液の量や消化液の分泌量などが増加し、さまざまな食物を消化できるようになります。

(4)精神の発達

かみつぶして飲みこむことや、いすに座りおいしく食事することで、味覚が発達し、食事を楽しむということを覚えていきます。また、摂食行動は次第に自立へと向かっていきます。つまり、離乳食は自立への第一歩なのです。

(5)食事習慣の確立

時間や回数を決め同じ場所で食事をさせることで、日々の生活にリズムができ、食事習慣を身につけることができます。

離乳食を始める目安時期は生後5、6か月

離乳食は、なめらかにすりつぶした状態の食物を与えることから始まります。月齢でいうと生後5、6か月が適当ですが個人差があるため、それぞれの赤ちゃんの成長や発達状況を観察し、赤ちゃんの様子を見ながらその子にあった時期での開始、進め方をしましょう。発達の段階として、次のような状態が離乳食開始のひとつの目安です。

  • 首がしっかり座っている
  • 支えれば、座ることができる
  • 食べ物に興味を示している
  • スプーンなどを口にいれても舌で押し出すことが減る
  • よだれが増えてきた
  • 乳歯が生えてきた

体調の良い日、機嫌の良いタイミングで始めてみましょう。離乳食を開始するにあたって、お母さんの気持ちに余裕があるかどうかも大切なポイントです。構えすぎず、親子のコミュニケーションのひとつとして楽しみながら進めていきましょう。

離乳食の進め方

離乳食は5、6か月くらいから始まり、12~18か月くらいで完了となりますが、成長や発達の状態に合わせて段階を踏んでいくことが大切です。ステップは下記の4段階。その時期によって、食事内容、食べ方、回数も変わります。

ゴックン期(5、6か月)

離乳開始から1か月間、1日1回1さじからスタート。食べ物をゴックンして食べる練習をします。ゴックン期の離乳食の進め方について、詳しくは『離乳食初期!ゴックン期(5、6か月)の進め方』をご覧ください。

モグモグ期(7、8か月)

舌でつぶれるくらいの固さの物をモグモグ食べる練習をしながら、いろいろな味を楽しみ始める時期。1日2回で食事のリズムをつけることも目的のひとつです。モグモグ期の離乳食の進め方について、詳しくは『離乳食中期!モグモグ期(7、8か月の進め方)』をご覧ください。

カミカミ期(9~11か月)

歯ぐきでつぶせるかたさのものを食べる練習をする時期。1日3回に回数を増やします。カミカミ期の離乳食の進め方について、詳しくは『離乳食後期!カミカミ期(9~11か月)の進め方』をご覧ください。

パクパク期(1歳~1歳6か月)

歯ぐきでかんだり、つぶしたりと、離乳食の仕上げをする時期。1日3回、食事のリズムとともに生活リズムも整え、自分で食べる楽しみを味わいます。パクパク期の離乳食の進め方について、詳しくは『離乳食完了期!パクパク期(1歳~1歳6か月)の進め方』をご覧ください。

成長や発達には個人差があるので、たとえなかなか食べてくれなくても自分を責めたり、赤ちゃんを叱る必要はありません。赤ちゃんの状態に合わせて、焦らず進めていきましょう。