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離乳食完了期!パクパク期(1歳~1歳6か月)の進め方

更新日:2017/04/03 公開日:2016/03/30

離乳食

1歳になると離乳食の完了期。多くの物を食べられるようになり、栄養の約8割を離乳食から摂取します。ただし、大人と同じでよいというわけではありません。管理栄養士監修の記事で「パクパク期」の離乳食について詳しく解説します。

1歳になると、いよいよ離乳食の完了期。栄養の摂取や食事の習慣を身につけるとともに、「パクパク」と食べる喜びを覚えることも目的のひとつとなります。この時期の赤ちゃんに合わせた、離乳食の内容や進め方を解説します。

パクパク期(1歳~1歳6か月)の赤ちゃんってどのような様子?

1歳~1歳6か月頃の赤ちゃんは、ひとり歩きも徐々にできるようになり、運動量も増えます。また、個人差はあるものの、言葉を少しずつ理解しはじめ、「ママ」「バイバイ」「ワンワン」など意味のある簡単な言葉を発するようになります。

舌は自由自在に動かせるようになり、前歯や歯ぐきを使って食べ物をかむこともできるようになってきます。さらに、スプーンやフォークを使うことにも興味を持ち始め、飲み物は少しずつコップで飲めるようになっていきます。自分でかんで食べて、食べ物の味を楽しみ始める時期といえるでしょう。

パクパク期(1歳~1歳6か月)の食事の量、固さ

自由自在に口を動かせるようになりますが、まだかむ力は弱いこの時期。指でつぶせる肉団子の固さを目安に、歯ぐきでかむ練習をします。1歳をすぎればほとんどの食べ物が食べられるようになるため、かたさ・大きさ・形状を工夫することで大人の食事からの取り分けも可能になります。ただし、味付けは大人の半分以下の薄味にしましょう。

食事の回数は大人と同じように朝・昼・晩が基本ですが、栄養のほとんどを食事から摂るようになるので、食事で足りない栄養を補うため、午前と午後に1回ずつおやつをプラスします。この時期のおやつは大人のおやつとは意味が違います。栄養面を考え、おやつの内容にも気をつけましょう。また、食事の妨げにならないように量も調整しましょう。パクパク期の1回に摂取する量は、食品別に見ると、穀類はやわらかいご飯の場合90g、ご飯の場合80g、野菜・果物は40~50g、タンパク質食品は魚の場合15g~20g、肉の場合15g~20g、豆腐の場合50g~55g、卵黄の場合1個、全卵の場合1/2〜2/3個を目安にします。

パクパク期(1歳~1歳6か月)の離乳食作りのポイント

この時期は栄養の約8割を離乳食から摂取するようになるため、食事のバランスにも配慮が必要となります。大人の食事を取り分けて食べる場合は、消化がよく、低脂肪の食材を選び、できるだけ薄味にしましょう。だしを活用することで薄味でも美味しく食べることができます。食材はやわらかくなるまで加熱するのが基本ですが、煮る、焼く、揚げるといった調理法も試せるようになります。また、旬の野菜を取り入れてみるなど、食材やメニューの幅を広げて食べる楽しさを感じられるように工夫していきましょう。

各メニューの調理法は下記を参考にしてください。

- ご飯…米1、水2~3の割合でやわらかく炊きます。

- めん類…やわらかくゆでて2~3cmの長さに切ります。

- 野菜・果物…やわらかく煮て、手づかみで食べやすい大きさに調理します。

- 魚…干物も食べられるようになりますが、生魚はまだ食べられません。

- 肉…ひき肉や脂肪の少ない薄切り肉を刻んで与えます。

- 卵…生卵以外なら全卵与えられるようになります。

- その他…ハムなどの加工品は添加物や塩分の少ないものを選びましょう。

パクパク期(1歳~1歳6か月)の食べさせ方

じっと座っていられない赤ちゃんも増えてくる頃ですが、食事中はきちんと座って食べることを教えましょう。足裏が床に着いた安定した姿勢でイスに座らせることで、食事に集中させます。また、手づかみで食べるこの時期は、手先も上手に使えるようになってくるので、手でつかみやすいスティック状などの食べ物を用意してあげれば、自分で食べる楽しさを感じられます。同時に、興味を示したらスプーンやフォークを持たせてあげてもよいでしょう。食べ方は経験しながら上手になっていくので、食事環境を整えて、できるだけ自由にさせてあげることも大切です。

あまり食べてくれなかったとしても心配ありません。赤ちゃんが食べられる量には個人差があるので、成長や発達に合わせて無理のないように進めていきましょう。

離乳食の目的は、赤ちゃんが母乳やミルクだけでなく、食べ物を自分の歯でかみ、飲み込むことで栄養を摂取できるようになるための訓練といえます。離乳食の完了期であるパクパク期(1歳~1歳6か月)は、これから大人へと成長していく第一歩の段階です。食育の最初の段階として食べる喜びを教えてあげられるように、食事を楽しむことができる環境作りもしていきましょう。