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離乳食で使っても大丈夫?アレルギーが気になる食材とその対策法

更新日:2017/03/22 公開日:2016/03/30

離乳食

1歳未満の乳児期にもっとも多く発症するといわれる食物アレルギー。アレルギーを引き起こす原因となる食材や、離乳食の時期は避けた方がよい食品について紹介するとともに、アレルギー対策について、管理栄養士監修の記事で解説します。

特定の食物を食べることで引き起こされるアレルギー反応を「食物アレルギー」と言います。症状としては、蕁麻疹や咳などがあります。赤ちゃんの場合、成長にともなってよくなっていくことも多々ありますが、正しい知識を身につけて、離乳食を進めていくことが大切です。

食物アレルギーが起こりやすい要注意食材

乳幼児期の食物アレルギーとして発症数が多く重篤化しやすいものは卵、乳製品、小麦、落花生、そばの5つです。この他に気をつけたい食品が、アレルギー表示を義務化されているえび、かにです。また、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、カシューナッツ、ごまの20品も過去にアレルギーを起こしたケースがある食品として、アレルギー表示が推奨されています。

そのほかのNG食材、要注意食材

食物アレルギーを引き起こす食品以外にも、注意しなければならない食べ物があります。細菌の感染の恐れがあるため、半熟卵・温泉卵・はちみつ・黒砂糖は1歳を過ぎてから、生卵・刺身は3歳を過ぎてから、食べさせるようにしましょう。また、のどに引っかかりやすい餅、かみにくいこんにゃくやかまぼこ、刺激の強いしょうがやにんにくなども、避けた方が安心です。

離乳食のアレルギー対策ポイント

もしアレルギー症状が出た場合に原因となった食物を特定できるよう、初めて口にするものは1回の食事で1種類だけにし、少量を与えましょう。アレルギー症状は食後1~2時間後に現れるので、すぐに受診ができるように、初めての食品は食事の後に余裕のあるタイミングで食べると安心です。

赤ちゃんの食物アレルギーは、一定期間除去することで、成長とともによくなる場合も多いのですが、決して独断で食物を除去してはいけません。栄養のバランスが悪くなることで発育や発達に影響する可能性があるからです。気になる症状があるときは、必ず医師の診断を仰ぎましょう。

アレルギー症状が見られたら必ず受診を

食物アレルギーの症状としては、器官別に次のようなものが挙げられます。

  • 皮膚…かさかさ、ぽつぽつ、かゆみ
  • 目…目が赤い、かゆみ、腫れ
  • 呼吸器…ぜいぜい、激しいせき、くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 消化器…腹痛、嘔吐、下痢

上記以外にも、口腔アレルギー症候群という症状があります。これは果物や野菜などの原因となる食べ物が口腔粘膜に触れることで起きるアレルギー反応です。口唇や舌、のどがかゆくなったり、蕁麻疹、花粉症のような症状、さらに吐き気や腹痛などを起こすこともあります。また、意識喪失や呼吸困難、血圧低下など命にかかわるアナフィラキシーショックといった症状を起こすこともあります。この場合は早急に病院に行く必要があります。

さらに、食物アレルギーの特殊なもののひとつに、運動が引き金となり発症する食物依存性運動誘発アナフィラキシーというものがあります。運動中ならばすぐにやめて安静にすることが大切で、食後2時間は運動をしないことで予防ができます。この症状の出現を予防できる薬はまだありません。

食物アレルギーは適切な診断と治療で改善が可能です。成長にともなって自然に耐性を得て治ることもよくあります。ただし、湿疹が長引いたり、悪化が見られる場合はアレルギー検査を行っている医療機関に相談しましょう。