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胸やけなどを引き起こす胃腸虚弱とは?

更新日:2017/03/30 公開日:2016/03/31

胸焼けのよくある疑問

胃腸の機能が低下すると、胸やけや下痢など、体全体にさまざまな症状があらわれます。ドクター監修のもと、胃腸虚弱の症状や原因について解説します。胃腸虚弱改善のポイントは、ストレスをため込まない生活と胃腸にやさしい食事です。

胃腸虚弱をもたらす原因と症状、有効とされる漢方薬について解説します。

胃腸虚弱とは

胃腸には、食べ物から必要な栄養素を吸収する働きと、食べ物に含まれている病原菌を殺す役割があります。この、胃腸の働きが弱まっている状態が「胃腸虚弱」です。

胃腸虚弱になると、体内に栄養を十分にとり込むことができなくなるため、体全体に不調があらわれます。

胃腸虚弱は病気ではありませんが、胃腸の働きが弱いことが原因で、さまざまな胃腸症状が引き起こされます。たとえば、ちょっとした食べ過ぎや飲み過ぎで消化不良を起こすために下痢になりやすいといった特徴があります。しかし、病院で検査を受けても特別な異常が見られず、軽症の胃炎や胃下垂、神経症などと診断されることも多いようです。

胃腸虚弱の症状

胃腸の機能が低下すると、次のような症状が起こります。

  • 食欲の低下
  • 胃のもたれ、胸やけ
  • 吐き気
  • 胃痛、腹痛
  • 便秘、下痢
  • 食べるとお腹の調子が悪くなる
  • 食後の眠気、だるさ
  • 胃のあたりでチャポチャポと音がする

胃腸の働きが弱まると体全体に栄養が行き渡らなくなり、肌荒れや疲労、冷えといった症状が出ることもあります。

胃腸虚弱の原因は?

胃腸虚弱になる原因は、人それぞれです。体質も関係しているといわれていますが、主に「冷え」と「ストレス」による影響が大きいでしょう。

冷え

胃腸の機能が低下しているときにはお腹を温めると調子がよくなります。これは、胃腸が冷えてしまっている証拠です。冷たいものを口にすると胃腸に負担をかけてしまうので、なるべく温かいものを飲食するようにしましょう。

ストレス

個人差がありますが、過度の緊張やプレッシャーを感じると胃腸の調子が悪くなります。特に、怒りっぽい人やストレスをため込みやすい人、まじめすぎる人などは胃腸虚弱の傾向があります。胃腸は心身の影響を受けやすい器官なので、ちょっとした肉体的・精神的変化によって症状があらわれやすいのが特徴です。そのため、几帳面で神経質な人に胃腸虚弱な人が多いとされています。

胃腸虚弱に効く漢方

胃腸虚弱の症状を改善するには、冷えとストレスを取り除く以外に、体質を整える漢方の力を借りるのもひとつの手です。おすすめの漢方薬には、以下のようなものがあります。

  • 安中散(あんちゅうさん)
  • 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
  • 人参湯(にんじんとう)
  • 六君子湯(りっくんしとう)
  • 参苓白朮散(じんれいびゃくじゅつさん)
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
  • 平胃散(へいいさん)

効果のある症状などの詳細は『胸焼けも改善!?胃腸虚弱によいとされる漢方』で解説しています。参考にしてください。

冷えとストレスを取り除き、胃腸の負担を軽減しましょう

胃腸虚弱の主な原因は、「冷え」と「ストレス」です。胃腸が弱いと感じる人は、ストレスをため込まない生活と胃腸にやさしい食事を心がけるとよいでしょう。

また、胸焼けなどの症状の起こる原因が、なんらかの疾患である場合もあります。生活改善をしてもなお症状が続く場合は、医療機関を受診することをおすすめします。