スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

治ったあとも痛みが続く、帯状疱疹後神経痛とは?

更新日:2017/12/12 公開日:2016/03/22

帯状疱疹の基礎知識

帯状疱疹後神経痛とは帯状疱疹のよくある後遺症ですが、いったいどのような病気なのでしょうか。ひどいときには夜も寝られないほど痛むといいますが、痛みとの上手な付き合い方と、効果的な治療法についてご説明します。

帯状疱疹後神経痛とは、いったいどのような病気なのでしょうか。

帯状疱疹後神経痛とは

帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹の後遺症です。帯状疱疹の発疹が完全に治ったにもかかわらず、痛みだけが残ります。ウイルスによって傷つけられた神経の回復が遅れることが原因です。その痛みはとても強いもので、夜眠れなくなるほどひどい場合もあります。

帯状疱疹そのものは、身体の免疫力と深くかかわっているので、高齢者や免疫力が低下している人ほど発症しやすいといわれます。

帯状疱疹の発疹が認められてから3日以内に抗ウイルス薬を用いた治療を始めると、帯状疱疹後神経痛にかかりにくいといわれますが、皮膚症状が強い場合や治療開始が遅れると神経痛を残しやすくなります。また、帯状疱疹後神経痛を発症した後でも、3か月から半年以内に医療機関で痛みに対する治療を積極的に受けてコントロールすると、痛みが軽減しやすくなります。

薬物療法としては鎮痛剤を使用する他、漢方薬を併用することもあります。治療としては麻酔科やペインクリニックで行われる神経ブロック療法が有効です。また、2010年に、海外では以前から使用されていた薬のプレガバリン(リリカ)が日本でも認可され、その効果が期待されています。

帯状疱疹後神経痛の主な症状

症状は主に痛みや、感覚鈍麻(触感や温度の感覚が鈍くなること)、触れただけでも痛みが生じるアロディニア(痛覚過敏)などがあります。

痛みの表現は人によってさまざまで、刺すようだったり、締めつけられるようだったり、焼けるようだったり、ビリビリと電気が走ったようだったりします。また、ちょっと衣服が触れただけで痛むこともあります。

違う痛みが交互にあらわれたり、時間が経つにつれて痛み方が変わってくるなど、種類の違う痛みが混在することが特徴です。

帯状疱疹後神経痛とうまく付き合うには

痛みの種類や程度が1人1人違うので、それぞれに合う治療法を、ドクターとよく相談して治療をすすめることが必要です。薬などで痛みを緩和しながら、身体本来の治癒力を高め、神経の損傷の回復につとめる治療法が主になります。

とにかく休む

睡眠時間を十分に取り、バランスのいい食事を心がけましょう。

患部を刺激しないように保護する

サラシや包帯、腹巻などを使って患部を覆い、刺激を避けて痛みから身を守りましょう。

身体を温める

帯状疱疹後神経痛は、身体を温めると和らぎ、逆に冷やすと増す傾向があります。

ゆったり入浴を楽しむといいでしょう。体を冷やさないように努め、夏でも冷房から身体を守るために、羽織るものを1枚用意することをおすすめします。

ストレスを減らす

身体的なストレスや精神的なストレスは、神経痛の回復にも影響します。体の疲れを避けるためには、仕事や日常で頑張り過ぎず、もし疲れたら早めに休息/休みを取る、などの対処で疲れの蓄積を避けましょう。精神的なストレスに対しては、好きなことや楽しいことを考えるようにしたり、物事を前向きに明るく考えるようにしたりして、気の合う人と会話などでコミュニケーションをとり、痛みから遠ざかるように意識を変えることも必要です。

散歩など外出の機会を増やして病気から気をそらす

家にこもると痛みばかりが気になり、いつ治るのかと気持ちが落ち込んだり、かえって痛みがひどくなったりしがちです。

家の買い物を引き受ける、習いごとを始める、人に会いに行くなど、身体に負担をかけない程度に外出してみましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

今すぐ読みたい