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帯状疱疹の痛み「耐えがたい痛み」って本当?

更新日:2018/06/01 公開日:2016/03/19

帯状疱疹のよくある疑問

帯状疱疹の痛みは、「耐えがたい痛み」とよく表現されます。痛みは身体のどの部分にどう始まってピークはいつなのか、発疹が現れる前から痛む理由、痛みをドクターに正確に伝える方法、痛みを残さず治すための方法をご説明します。

帯状疱疹の痛みはどのように始まり、どんな経過をたどるのでしょうか。

はじめはチクチクとした痛みから

帯状疱疹の痛みは、以下のように経過してゆきます。一見何の症状も起きていない正常な皮膚に、ピリピリ、チクチクとした痛みを感じ、日増しに強くなってゆきます。そして、痛みはじめてから数日~1週間くらい後で、皮膚帯状にややもりあがった赤い斑点ができ、赤く帯状に盛り上がってきます。

皮膚症状が出てから約7~10日後が痛みのピークで、皮膚症状も一番ひどい状態になります。その後、皮膚の症状はしだいに治まり、水疱もかさぶたになってはがれ落ち、痛みも引いてゆきます。まれに痛みがないことがあったり、痛みの代わりにかゆみがあったり、痛みがかゆみに変わったりすることもあります。

発疹がないのにどうして痛むの?

帯状疱疹の発疹は、神経節(神経が集まっている所)に潜んでいたウイルスが神経を伝って皮膚表面に現れることによって起こります。その表面に到達する途中でウイルスが暴れて神経細胞を傷つけながら進むので、痛みが生じるのです。

痛みが現われやすい身体の場所

痛みの現われる頻度が高いのは、胸部や背中の上部など、胴体の上部です。お腹など胴体下部、額〜眼囲にもよく現れます。

神経は体の中心から左右にわかれているため、発疹は体の片側だけ見られることが特徴です。痛みも発疹に沿って現れます。

帯状疱疹が治っても痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」

皮膚表面の皮疹が治った後も、痛みだけが残ることがあります。これは「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる、帯状疱疹の後遺症です。高齢者や免疫力の弱い人に多く発症するといわれています。こうした後遺症を防ぐためには、帯状疱疹の治療をできるだけ早く開始することが大切です。詳しくは『治ったあとも痛みが続く、帯状疱疹後神経痛とは?』をご覧ください。

「もしかして帯状疱疹?」痛みを感じたらすぐ受診

体に痛みをともなう発疹を発見したときは、できるだけ早く皮膚科を受診することが必要です。早く治療を受ければ症状が軽く、帯状疱疹後神経痛の発症も抑えられるからです。

しかし、痛みとは主観的なものなので、自分が感じている痛みの程度をドクターに正確に伝えることが難しい、と受診をためらう人もいます。

そんなときは痛みの数値化を試してみてください。想像しうる最大の痛みを10とした場合に、自分が現在感じている痛みは1~10のうちいくつ、というふうに表現するのです。この痛みの評価法は「痛みスコア」と呼ばれています。

日常生活での帯状疱疹との付き合いかた

医師の指示に従って治療をしながら、患部を冷やさないようにする事が大切です。帯状疱疹の症状(発疹)が出てから1~2週間ほどは安静にし、水疱が破れてしまっている場合の入浴は控えましょう。帯状疱疹は早めの治療が大切です。症状が悪化すると合併症や後遺症に悩まされる可能性があるので医師の指示通りの治療を心がけましょう。