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水疱瘡(みずぼうそう)の原因ウイルスについて

更新日:2017/10/05 公開日:2016/03/31

水疱瘡(みずぼうそう)の基礎知識

水疱瘡(みずぼうそう)の原因となるウイルスには、どのような性質があるのでしょうか。ここでは、水疱瘡の原因となるウイルスや感染経路の情報に加えて、病院での治療法をドクター監修の記事で詳しく解説しています。

水疱瘡の原因となるウイルスは、どのような性質を持つのでしょうか。ここでは、水疱瘡の原因や治療について見てみましょう。

水疱瘡の原因となるウイルス

水疱瘡の原因となるウイルスは、「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペスウイルスの一種です。水痘・帯状疱疹ウイルスは、体内に侵入した後どんどん増殖していきます。そして、およそ2週間後(10~21日後)に、発疹となって皮膚表面に現れます。

水疱瘡が周囲に感染しやすい理由

水痘・帯状疱疹ウイルスは3種類の感染経路を持つ、非常に感染力の強いウイルスです。3種類の感染経路があります。

飛沫感染

患者が咳やくしゃみをして、そのときに飛び散ったウイルスを吸いこむ。

接触感染

なんらかの形で手に付いたウイルスが、口に手を当てる仕草や食事によって体内に侵入する。

空気感染

空気中に舞っているウイルスを、呼吸によって吸い込む。

家族が水疱瘡を発症したら、同じ家の中で暮らす他の家族への感染率は90%とされています。また、発疹の症状が現れて発症に気づく1~2日前から、すでにウイルスは体外に出始めているため、発疹が出ていない時期でも他人にうつすこともあります。

水疱瘡が感染する可能性のある時期

水疱瘡の感染時期は、12月から翌年の7月が特に多く、8~11月には減少する傾向にあります。

水疱瘡のウイルスは2つの病気を引き起こす

水痘・帯状疱疹ウイルスは、その名が示すとおり、水疱瘡と帯状疱疹という2つの病気を引き起こします。帯状疱疹は、一度水疱瘡にかかった経験のある人の体内にずっと潜んでいたウイルスが、身体の免疫力が低下したときに再び活動し始める病気なので、水疱瘡にかかったことのない人は発症しません。

それゆえ、水疱瘡の患者から帯状疱疹がうつること、また、帯状疱疹の患者から帯状疱疹がうつることはありません。しかし、一度も水疱瘡を発症したことのない人が帯状疱疹の患者からウイルス感染し、水疱瘡を発症することはあります。

水疱瘡を確定する検査と治療

水疱瘡の検査方法と、その治療法についてご説明します。

水疱瘡の検査

検査にはいくつか方法がありますが、たとえば、モノクローナル抗体を使った蛍光抗体法で、水痘帯状疱疹ウイルスを検出する方法があります。gpELISA法を使った検査方法がとても有用とされていますが、日本の研究レベルではまた始まったばかりで、IAHA法やELISA法といった方法で行われるのが現状とされています。

水疱瘡の治療

水疱瘡においては外用治療が多く、一般的には石炭酸亜鉛化リニメント(カルボルチンクリニメント・カチリ)といったものが用いられます。二次感染を受けている患者には、抗生物質を全身に投与することがあり、さらに症状が重度の患者や免疫不全者といった患者には、抗ウイルス剤であるアシクロビル(ACV)などが投与されます。

ACVは、免疫が正常に機能している人の水痘にも有効とされており、症状が発生してから48時間以内に指定の量を4~5日間投与するのが望ましいとされています。しかし、すべての水痘患者に定期的な投与をする必要はないようです。

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