スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

ストレスが原因で急に水ぶくれが現れる「帯状疱疹」

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/13

帯状疱疹の基礎知識

免疫力の低下により発症する帯状疱疹。50歳代〜70歳代に多くみられる病気ですが、過労やストレスが引き金になり若い人にも発症することがあります。そのメカニズムをドクター監修のもと解説しています。

ストレスにより免疫力が低下したときに、身体の中に潜んでいた水疱瘡のウイルスが活性化して発症する帯状疱疹(たいじょうほうしん)。過労やストレスを受けることが多くなる30代は、特に注意が必要です。

帯状疱疹ってどんな症状?

帯状疱疹は、身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。身体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種「水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルス」によって発症します。

初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると、まず、水疱瘡(みずぼうそう)として発症します。ただし、水疱瘡が治ったあとも、ウイルスは体内の神経節に潜伏し続け、免疫力が低下したときに再び活動を始めて、今度は帯状疱疹として発症するのです。

そして、この帯状疱疹が起こる原因には、ストレスが大きくかかわっています。

ストレスが潜伏ウイルスのスイッチをオンに

ストレスによって帯状疱疹が起こる理由は、身体に潜伏しているウイルスを抑えている免疫力が低下するためです。では、なぜストレスによって免疫力が低下するのでしょうか?これは、ストレスによって自律神経が乱れてしまうことにあります。自律神経には、活動のためのアクセルである交感神経と、休息・沈静のためのブレーキである副交感神経があり、私たちの活動の裏で常にバランスをとり、身体の働きを調整しています。

ところが、強いストレスのある状況では、交感神経が優位な状態が続くため、自律神経のバランスを崩してしまいます。自律神経は、免疫力と互いに影響を与えながら働くため、自律神経の働きに乱れが生じることで、免疫力までもが低下し、その結果、潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を始めてしまうのです。

働き盛りの20~30代も要注意!

帯状疱疹は、60歳代を中心に50歳代〜70歳代に多くみられる病気ですが、過労やストレスが引き金となり若い人に発症することがあります。初めて感染したときに、水痘・帯状疱疹ウイルスの情報を記憶して次の侵入に備える「免疫記憶細胞」が作られることで、ウイルスの増殖を抑えますが、子供のときの水疱瘡の感染で作られた「免疫記憶細胞」の働きは20~30代になると弱まるため、帯状疱疹のリスクが高くなってしまうのです。

予防のためには、できるだけ疲労やストレスをためないようにして、免疫力を低下させないように気をつけることが大切です。