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風邪の原因と発症のメカニズム

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/24

風邪の基礎知識

鼻水やのどの痛み、発熱など、さまざまな症状を引き起こす風邪。風邪は、いったいどのようなものが原因となるのでしょうか。風邪の原因や風邪の症状が起こる仕組みについて、ドクター監修のもと解説していきます。

風邪の原因や、風邪の症状が起こるメカニズムについて解説します。

風邪の主な原因はウイルス

風邪の原因の約80〜90%はウイルスです。風邪の原因となるウイルスとしては、主に以下のようなものがあります。

ライノウイルス

大人の風邪は、このウイルスが原因となっているケースが多いです。一年中感染は見られますが、冬は比較的減少するのが特徴です。

コロナウイルス

ライノウイルスに次いで感染源となることが多いウイルスです。冬に特に多くなる傾向があります。

バラインフルエンザウイルス

子供の感染頻度が高いウイルスです。子供に感染した場合、大人よりも重症化しやすくなります。

アデノウイルス

バラインフルエンザウイルス同様、子供の感染頻度が高いウイルスです。夏の感染が多く、プール熱(咽頭結膜熱)や、はやり目(流行性角結膜炎)の原因にもなります。

RSウイルス

特に冬に流行します。感染者が乳幼児の場合、気管支炎や肺炎を起こす可能性があります。

ウイルス以外の原因としては、百日咳菌や溶連菌といった細菌や肺炎マイコプラズマなどの非定型病原体などがあります。

飛沫・接触で感染する

風邪は主に飛沫感染、接触感染によって人から人へと感染します。風邪をひいている人の咳やくしゃみなどで飛び散った唾やしぶきに含まれるウイルスを呼吸によって取り込んでしまい、ウイルスが鼻やのどに侵入します。これが飛沫感染です。接触感染は、直接触れたり、ドアノブやスイッチなどを介しての接触によって手などに付着したウイルスを、口や鼻から取り込んでしまうものです。

体内に侵入したウイルスは条件が整えば鼻やのどの粘膜で増殖を始め、炎症を起こします。その結果、頭痛や発熱、鼻水、のどの痛みといった風邪の症状が現れます。

症状は防御反応によって引き起こされる

もともと人間の体は、ウイルスによる感染を防御しようとする働きを持っています。風邪のとき起こる鼻水や咳、たん、くしゃみなどは体に侵入してきたウイルスに対する防御反応で起こります。

鼻やのどの粘膜には「線毛」という毛がびっしりと生えており、活発に動いています。この動きによって粘膜が流れ、鼻や口から入ったウイルスはたんと一緒に体の外に排出されます。このように、咳やたん、くしゃみなどで、体内に侵入した異物を体外に追い出しているのです。また、発熱は、ウイルスが入り込んだことで体が異常を起こしているというサインであり、体温を上げウイルスを死滅させています。

風邪の症状は、そのすべてが体に侵入してきたウイルスに対する防御反応です。症状が現れたときは温かくし、安静にしていましょう。抵抗力を高めるため、栄養をしっかりとることも大切です。

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