スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

風邪の診断のためにはどのような検査をするの?

更新日:2017/09/14 公開日:2016/03/24

風邪の基礎知識

病院で風邪の診断をするには、まず問診・触診・聴診といった診察が行われ、必要に応じてその他の検査が行われます。診察内容と主な検査方法、各検査の目的について、ドクター監修のもと詳しく解説していきます。

風邪の診断のためにはどのような検査が行われるのかを解説します。

検査はやらず問診、触診、聴診で診断することが多い

基本的には臨床症状で風邪と判断できるため、検査ではなく問診、触診、聴診で診断することが多いです。

問診では、主に「発症時期やどのような症状が出たか」「症状の経過や市販薬を服用したときの変化」「周囲に同じような症状が出ている人がいないか」などを確認されます。できるだけ具体的に答えましょう。

診察では、のどや扁桃、眼、鼻、皮膚に異常はないか、首のリンパ節に腫れはないかを確認します。のど・扁桃の状態を診るときは、赤みや斑点の有無、化膿の有無、白っぽく変色する白苔(はくたい)の有無について調べます。

また、肺炎や気管支炎になっていないか、聴診器で肺の音を聞いて確認します。聴診器だけで正確な診断をするのは難しいため、疑いがある場合は胸部のレントゲン撮影を行います。

血液検査が必要な場合

風邪の原因のおよそ90%はウイルス感染によるもので、特徴のある血液変化はあまりみられません。ただし、以下の場合については血液検査を行うことがあります。

  • 風邪の症状が悪化している場合
  • ほかの病気である可能性がある場合
  • 肝臓脱水症状の有無、肝臓や腎臓に障害が及んでいないかを調べる場合

血液検査では、白血球の数や種類の変化、炎症反応などを調べます。細菌などによる二次感染が起こっている場合、白血球の数が増加します。細菌感染では白血球の中の好中球が増加しますが、白血球の中のリンパ球が増える場合は百日咳などが疑われます。

血液検査では、同時に脱水症状の有無や、肝臓や腎臓などの状態を調べることが可能です。

胸部レントゲンが必要な場合

肺炎の疑いがある場合は、胸部のレントゲン撮影を行います。激しい咳があり、発熱が4〜5日以上続いているときは、肺炎の可能性があります。

高齢者や持病のある方は適切な臨床検査が必要

高齢の方やなんらかの持病のある方は重症化しやすいため、特に注意しなければいけません。二次感染によって合併症を起こすリスクがあります。また、肺や心臓、腎臓などに持病がある場合は、風邪によってその持病が悪化することもあります。早めに医師の診察を受けるようにしてください。

風邪の予防・対策については「今日からでも始められる風邪の予防対策法」で紹介しています。

ヘルスケア本